5日続伸、EIA週報で米原油生産が減少=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=44.74(+0.50 +1.13%)
ブレント先物8月限(ICE) 47.31(+0.66 +1.42%)

 ニューヨーク原油は5日続伸。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油生産量が減少したことが手がかりとなった。米国の増産を一因として、世界的な過剰在庫が早期に解消されないとの警戒感が根強い。石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるリビアやナイジェリアでも増産が続いている。ただ、米国の原油生産量減少は、熱帯性暴風雨「シンディ」が背景と見られており、影響は一時的。

 時間外取引で8月限はやや軟調に推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が予想外に増加した。市場予想では260万バレル減が見通されていた。通常取引開始後は、EIA週報を手がかりに44.84ドルまで上昇に転じ、上げ幅を維持して引けた。 

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