ロス長官の発言でカナダドルは一時強含むも、原油安が圧迫＝ＮＹ為替

　先ほどからカナダドルは対ドルで伸び悩む動きも見られており、ドルカナダは1.32台に戻している。一方、対円では本日の高値圏での推移が続いており、カナダ円は84.35付近で推移している状況。

　ＮＹ時間に入って序盤は、ロス米商務長官の発言も手伝ってカナダドル買い先行した。長官はテレビのインタビューで、「カナダもメキシコもいまのところ為替操作国ではない。ＮＡＦＴＡの再交渉への不透明感から足元のカナダドルやメキシコ・ペスは弱い動きとなっているが、新ＮＡＦＴＡが合意すれば、不確実性が取り除かれるため、双方の通貨とも上昇する可能性は十分ある」と述べていた。

　ただ、上昇してＮＹ時間に入ってきた原油が再び下げに転じており、先ほどからカナダドルを圧迫している。ドルカナダは一時、1.31台に下落していたが、1.32台に戻す動き。

USD/CAD　1.3216　CAD/JPY　84.35

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美 

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