急反落、ガソリン需要の減速を嫌気=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=44.73(-1.73 -3.72%)
ブレント先物8月限(ICE) 47.00(-1.72 -3.53%)

 ニューヨーク原油は反落。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫は減少したものの、ガソリン在庫が増加したことが嫌気された。需要期であるにも関わらず、ガソリン需要が2週連続で減少し、ガソリン在庫が積み上がっている。ガソリンの在庫水準は十分であり、ガソリン需要が減速すると原油在庫の取り崩しが続くとは連想されにくい。期近つなぎ足で、改質ガソリンは年初来安値を更新し、昨年11月30日以来の安値を更新。

 国際エネルギー機関(IEA)が、来年は石油輸出国機構(OPEC)以外の生産量の伸びが需要の伸びを上回ると見通したことも重し。米シェールオイルの生産拡大が主因。 

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