まもなくＦＯＭＣ結果発表　正常化のスタンスに変化はなしか＝ＮＹ為替

　このあと日本時間３時にＦＯＭＣの結果が発表される。朝方発表になった米消費者物価（ＣＰＩ）と小売売上高が伴に弱い数字で、特にＣＰＩがコア指数で前年比１．７％と予想を下回り、インフレ鈍化傾向を鮮明にしている。しかし、利上げは確実視されており、ＦＲＢがそれを覆すことはないものと思われるが、その後の利上げの道筋には変化がある可能性も高まっている。

　ただ、現在はあくまで正常化の過程であり、失業率が完全雇用を示す中、ＦＲＢが正常化のスタンスを変えて来るとまでは思われず、基本的には変わらない。

　ただ、次回以降の利上げについては、９月から１２月に期待を後退させてくる可能性はありそうだ。また、バランスシート縮小の年内開始の姿勢も変えず、その開始時期や具体的計画への何らかのヒントが出るかも注目される。

USD/JPY　109.17　EUR/USD　1.1266

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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