【海外市場の注目ポイント】米FOMC

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間15日午前3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果、声明、参加メンバーの政策金利見通し(ドットチャート)が発表され、同午前3時半にはイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が行われる。市場では、現行0.75%~1.00%の政策金利が1.00%~1.25%に引き上げられることはほぼ確実とみられており、ドットチャートが焦点になっている。4月の米個人消費支出(PCE)デフレータが米連邦準備理事会(FRB)のインフレ目標の2.0%を下回り、また5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回るなか、3月のドットチャートで3回となっていた今年の利上げ回数の予想が2回に引き下げられ、今回の利上げ後は年内利上げ休止となることが示唆されれば、ドルが売られる可能性がある。一方、今年の利上げ回数の予想が3回に維持され、年内あと1回の利上げが示唆されれば、ドルが買われる可能性がある。
  
 また、日本時間今夜9時半には、5月の米小売売上高や5月の米消費者物価指数も発表される。5月の米小売売上高は、総合の大方の予想が前月比変わらず、自動車を除いた大方の予想が同0.1%増となっており、自動車を除くと前月比では9カ月続けて増加すると見込まれている。5月の米消費者物価指数は、総合の大方の予想が2.0%上昇、コアの大方の予想が同1.9%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の2.2%上昇から鈍化する一方、コアの前年比の伸びが前月の1.9%上昇から変わらないとみられている。
 
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