ユーロは狭い範囲で上下動 耐久消費財のインフレを確認したい=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ユーロは狭い範囲での上下動を続けており、ユーロドルは1.12ちょうど付近、ユーロ円も123円台前半での推移となっている。先日のECB理事会を通過してもなお、ユーロは底堅い動きを続けている。米インフレ鈍化への警戒感もあり、ドルの上値が重いなか、ユーロへのフローは続いているようだ。

 先日の理事会でECBは出口戦略に向けて一歩舵を切ったものの、依然として慎重姿勢を継続している。きょうは理事会メンバーのスメッツ・ベルギー中銀総裁の発言が伝わっていたが、刺激策を後退させるためには耐久消費財のインフレが目標である2%付近に達するのを確認したいと述べていた。

 ユーロ圏の景気にはポジティブな雰囲気が高まってきているが、労働市場や賃金の強さは無く、耐久消費財のインフレを支援する2つの要素が弱いままだとしている。

EUR/USD 1.1200 EUR/JPY 123.30 EUR/GBP 0.8789

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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