ドル円は110円ちょうど付近 米30年債の入札に注目も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円は110円ちょうど近辺で推移している。朝方発表になった5月んお米生産者物価指数(PPI)でコア指数が前年比2.1%と予想を上回ったことで、ドル買いが見られたものの、上げを維持できずにいる。ドル円はPPI発表後に110.20近辺まで上昇したものの、戻り売りに押され110円を割り込んでいる。

 反発して始まったナスダックが伸び悩んだことや、米国債利回りが下げに転じたことがドル円の重しとなっている。ただ、明日のFOMC結果発表を控え、下押しする動きもなく、概ね110円ちょうど付近での推移が続いている状況。

 米国債利回りの下げについては、このあと日本時間2時に米30年債入札が控えているこも指摘されている。前日の3年債、10年債は海外勢の需要が旺盛で強い入札となったことから、きょうの30年債も需要が高まるのではとの観測も出ているようだ。しかし、30年債の場合は海外勢の需要が3年、10年ほどはなく、予測が難しいとの見方も聞かれる。

 ただ、全体的には明日のFOMCの結果待ちの雰囲気ではある。

USD/JPY 110.03

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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