【海外市場の注目ポイント】重要イベント目白押し

　今日は、欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会、コミー前米連邦捜査局（ＦＢＩ）長官の議会証言、英総選挙といった重要イベントが目白押しとなっている。
　　
　時間的な順番では、日本時間午後８時４５分にＥＣＢ理事会の結果発表、午後９時半にドラギＥＣＢ総裁の記者会見が予定されている。政策金利は現行の０％に据え置かれ、債券買い入れプログラムについても４月から今年年末まで月額６００億ユーロとする現行の方針が維持されるとみられており、ドラギ総裁の記者会見が焦点となっている。ＥＣＢスタッフ予測で、成長見通しは上方修正されるものの、インフレ見通しが下方修正されるとみられており、ドラギ総裁が記者会見で、あらためて出口戦略について消極的な姿勢を示すようであれば、ユーロが売られる可能性がある。
　
　また、日本時間午後１１時からはコミー前米ＦＢＩ長官の議会証言が行われる。事前に証言内容の原稿が公表され、トランプ大統領はコミー前長官に対して忠誠を要求し、フリン前大統領補佐官（国家安全保障担当）に関する捜査の終了を希望したことが明らかになった。ただし、捜査妨害を受けたとの主張はなく、議会証言に対する警戒感は後退している。
　
　英総選挙については、投票が日本時間午後３時から始まり、同９日午前６時に締め切られる。大勢が判明するのは日本時間９日昼ごろになる見通しで、英総選挙の結果を織り込むのは、明日の東京市場になる。

みんかぶ「KlugFX」東京
 

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