反発、米週間石油在庫統計の発表を控えて=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=48.19(+0.79 +1.67%)
ブレント先物8月限(ICE) 50.12(+0.65 +1.31%)

 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.76~0.79ドル高。米週間石油在庫統計の発表を控えて買い戻しが入った。5月5日安値と5月25日高値の61.8%押しである46.91ドルをしっかりと下抜けず、売りが萎えたことも背景。7月限は時間外取引で46.94ドルまで弱含んだ後、通常取引開始後には48.23ドルまで上昇に転じた。

 サウジアラビアなど中東の主要国がカタールとの国交断絶を発表した後、カタールによる報復行動が警戒されている。今のところ動きはないが、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした協調減産の先行きを危ぶむ声もある。クウェートのマールゾウク石油相によると、協調減産について、カタールは引き続き順守しているもよう。 

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