26日の東京市場終盤で、ドル円は株安を背景に軟調な動きとなった。前日のニューヨーク市場でドル円は111円台半ばから後半でのもみ合いとなった。東京市場では日経平均の下落や原油安などを背景に上値の重い動きとなった。 前日の石油輸出国機構(OPEC)総会では、OPEC加盟国とロシアなどで事前の想定通り9カ月間の減産延長で合意した。その後、材料出尽くしでニューヨーク原油が2ドル超の急落となり、カナダドルや豪ドルなどの資源国通貨は売りに押された。 その後の時間外取引でもニューヨーク原油は下落したことで、豪ドルは売りに押されており、豪ドル/米ドルは0.72ドル台前半、豪ドル円は82円台後半まで下落している。 ドル円は111円台半ばで取引されている。朝方は111.60~111.80円台でのもみ合いが続いたものの、日経平均が下げ幅を拡大したことや原油安を受けて豪ドル円が下落したことなどが圧迫要因となり、111円台半ばまで下落した。 ユーロ円は124円台後半で取引されている。ドル円の下げに追随して中盤にかけて125円を割り込むと、その後は124円台後半を中心に上値の重い動きを見せている。 ユーロドルは1.12ドル近辺で取引されている。朝方より、1.12ドル近辺で一進一退の動きを見せている。 ポンド円は軟調に推移して、143円台半ばで取引されている。ドル円やクロス円全般の下げが圧迫要因となったほか、英国の与党保守党の支持率が低下しているとの報道も売りにつながっている。 日経平均は反落。終値は前営業日比126.29円安の1万9686.84円となった。 午後3時9分現在では、ドル・円は1ドル=111.45円前後、ユーロ・円は1ユーロ=124.83円近辺、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.1201ドル前後で取引されている。 みんかぶ「KlugFX」東京
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