６月の米利上げ確率は８０％近くまで戻す＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の終盤に差し掛かってドル円は111円台前半での推移が続いている。全般的なドル売りの流れがきょうも続いており、ドル円は一時110円台に値を落とす場面も見られた。

　トランプ大統領のロシア疑惑がスポットライトを浴びる中、政権の大型減税や規制緩和といった経済政策への執行力に不透明感も根強い。しかし、足元の市場はその不透明感をやり過ごしているようで、米株も再び最高値を目指す動きも見られる中、ドル円の下値もサポートされているようだ。

　また、一時は６月の米利上げへの不安も高まっていたが、ＣＭＥのＦＥＤウォッチでは６月利上げの確率を７８％まで再び上昇させており、８０％手前まで戻している。ＦＥＤウォッチでの８０％超えは、ほぼ確実と見ているといってよい。

USD/JPY　111.15

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美 

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