ユーロ買いに短期的な警戒感を示す声も＝ＮＹ為替

　ユーロ買いがきょうも続いており、ユーロドルは一時1.1260近辺と昨年１１月以来の高値水準を更新している。きょうはメルケル独首相が「ユーロは弱すぎる。それが独の貿易黒字を拡大させている」と、火に油を注ぐような発言を手掛かりにユーロは買いが加速している。

　さすがに過熱感も否めず、過熱感を示すテクニカル指標であるＲＳＩは買われ過ぎの水準である７０を上回る推移が続いている。

　この動きに短期的な警戒感を示す声も出てきているようで、米独１０年債利回り格差から考えれば、ユーロドルの適正水準は1.10を下回り、現在の水準は短期的に行き過ぎとの指摘も聞かれる。ＦＲＢが正常化に向けた動きを止める気配はなく、トランプ政権の不透明感が後退すれば、いずれドルが再評価されるとも述べている。

EUR/USD　1.1243　EUR/JPY　124.86　EUR/GBP　0.8642

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

• 【来週の注目材料】米消費者物価指数は伸びがやや強まる見込み
  為替

  06/07(土) 17:10
• ＣＦＴＣ建玉報告　資源国通貨　豪ドルの売り越し増加
  為替

  06/07(土) 08:45
• ＣＦＴＣ建玉報告　主要通貨　投機筋は　円の買い越し減少
  為替

  06/07(土) 08:40
• 為替相場まとめ６月２日から６月６日の週
  為替

  06/07(土) 08:00
• 来週の主な予定　米消費者物価と30年債入札　G7首脳会議　14日はトランプ誕生日＆大規模軍事パレード
  為替

  06/07(土) 07:50