米国債利回りは下げ幅を縮小=NY債券概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
米国債利回り(NY時間16:57)
2年債   1.268(+0.022)
10年債  2.228(+0.003)
30年債  2.900(-0.016)
期待インフレ率  1.830(+0.020)
※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で利回りは下げ幅を縮小。トランプ大統領の一連のロシアスキャンダル関連で市場にはリスク回避の雰囲気が強まっている。ただ、きょうは米株や原油、そして、ドルが買い戻されたこともあり、米国債利回りも下げ幅を縮小した。

 この日はメスター・クリーブランド連銀総裁の発言が伝わっており、FRBが後手に回ることを警戒する必要性を繰り返し指摘した。市場では先週の米消費者物価(CPI)や小売売上高が予想を下回る内容で、6月利上げ期待もやや後退していた。そのような中、今週はFOMCメンバーの発言が注目だったが、メスター総裁の発言は従来と変化がなかったようだ。

 10年債利回りは一時2.18%台まで低下したものの、2.23%まで戻している。

 2-10年債の利回り格差は96(前日98)に縮小。

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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