ドル円はストップを巻き込み瞬間的に１１１．７５付近まで買い戻される場面も＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の午後になってドル買いが強まっており、ドル円はストップを巻き込んで瞬間的に111.75付近まで買い戻される場面も見られている。米株が上げ幅を拡大し、ドル円も追随した格好。

　メスター・クリーブランド連銀総裁の発言が伝わっており、ＦＲＢが後手に回ることを警戒する必要性を繰り返し指摘した。市場では先週の米消費者物価（ＣＰＩ）や小売売上高が予想を下回る内容で、６月利上げ期待もやや後退していた。そのような中、今週はＦＯＭＣメンバーの発言が注目だったが、メスター総裁の発言はいまのところ、従来と変化がないようだ。

　その後は111.50付近で売買が交錯したが、現在は111.40近辺に伸び悩んでいる。ただ、今回のトランプ大統領の騒動がどのような結果になるか見極めには時間もかかり、市場も次第に興味を無くして行くのではとの楽観的な見方も出ている。その間に税制改革や規制緩和が進むことを期待する声もあるようだ。

USD/JPY　111.44

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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