原油高が支援 ナスダックは最高値更新 サイバー株が上昇=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式15日(NY時間11:38)
ダウ平均   20980.23(+83.62 +0.40%)
ナスダック   6147.51(+26.28 +0.43%)
CME日経平均先物 19940(大証終比:+50 +0.25%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。一方、ナスダックは取引時間中の最高値を更新している。原油の買戻しが膨らんでおり、エネルギー関連株の上昇が相場全体を支援している。世界的なサイバー攻撃や北朝鮮のミサイル実験、そして、トランプ大統領によるFBI長官の解任問題などネガティブな材料も散見されるものの、足元の決算が概ね好調なこともあり、先行きへの期待感が相場を牽引しているようだ。

 原油についてはサウジとロシアが2018年に向けても減産が必要との認識を示しており、減産期待が相場を支援している。

 ダウ採用銘柄ではシスコやジョンソン&ジョンソンが上昇しているほか、シェブロン、キャタピラー、エクソンモービルといった資源関連が堅調。一方、GEが続落しているほか、マイクロソフト、ユナイテッド・ヘルスが軟調に推移している。

 ジョンソン&ジョンソンはアナリストが投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたことが材料視されている。目標株価は140ドル。

 ナスダックは取引時間中の最高値を更新。エヌビディアやシスコ、ブロードコムなど半導体関連や電子部品が堅調。アマゾンやアップル、テスラがナン軟調に推移している。

 テスラはアナリストの投資判断引き下げが嫌気されている。

 きょうはシマンテックやファイア・アイなどサイバーセキュリティ株の上昇が目立っている。世界的に大規模なサイバー攻撃が広がっており、欧州警察機関によると、被害は少なくとも150ヵ国20万件に達していると述べた。パソコンを感染させ、復旧と引き換えに300ドルから600ドルの支払いを要求する「身代金ウエア」が使われている。

ファイア・アイ 16.10(+1.31 +8.82%)
シマンテック 32.17(+1.16 +3.73%)
パロアルト 120.70(+4.24 +3.64%)

アルファベット(C) 935.82(+3.60 +0.39%)
フェイスブック 150.19(-0.14 -0.09%)
ツイッター 19.04(+0.43 +2.33%)
テスラ 318.24(-6.57 -2.02%)
アマゾン 959.45(-1.90 -0.20%)
エヌビディア 133.14(+5.25 +4.11%)

ダウ採用銘柄
J&J       125.90(+2.26 +1.83%)
P&G       86.50(+0.31 +0.36%)
デュポン     79.81(+0.51 +0.65%)
ボーイング    183.16(-0.09 -0.05%) 
キャタピラー   102.08(+1.37 +1.36%) 
ユナイテッド   121.16(+0.33 +0.27%) 
ビザ     93.41(+0.68 +0.74%) 
ナイキ        53.90(-0.30 -0.55%)
GE        28.05(-0.23 -0.78%) 
3M        197.18(+0.61 +0.31%) 
エクソンモビル  83.16(+0.61 +0.74%) 
シェブロン    107.40(+1.44 +1.36%) 
コカコーラ    43.76(+0.17 +0.38%) 
ディズニー    109.78(+0.09 +0.08%) 
マクドナルド   145.80(+0.44 +0.31%) 
ウォルマート  76.20(+0.49 +0.64%)
ホームデポ   157.53(+0.61 +0.39%)
JPモルガン   87.33(+0.41 +0.47%)
トラベラーズ     120.98(+0.39 +0.32%)
ゴールドマン     225.23(+2.41 +1.07%)
アメックス    78.34(+0.85 +1.09%) 
Uヘルス     170.35(-1.46 -0.84%)
IBM      151.34(+0.97 +0.64%)
アップル      155.56(-0.54 -0.35%)
ベライゾン   45.64(-0.20 -0.43%)
マイクロソフト  67.86(-0.52 -0.76%)
インテル     35.49(-0.05 -0.13%)
ファイザー   33.10(+0.09 +0.27%)
メルク      63.53(-0.04 -0.06%)
シスコ      34.36(+0.91 +2.69%)

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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