東京株式(大引け)=252円高と3日ぶり反発、メガバンクや5G関連株が上昇

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 26日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発。前日の米株式市場が上昇したことが追い風となり買い先行の展開で、一時300円を超す上昇となった。

 大引けの日経平均株価は前日比252円29銭高の2万2512円08銭。東証1部の売買高概算は11億3795万株。売買代金概算は2兆386億5700万円となった。値上がり銘柄数は1614と全体の約74%、値下がり銘柄数は496、変わらずは58銘柄だった。

 25日の米株式市場では、NYダウが前日比299ドル高と反発。経済活動再開による景気回復期待や、金融機関への規制緩和が好感された。これを受けた東京市場も買い先行の展開となり、メガバンクが買われたほか証券や不動産、情報通信などのセクターが上昇した。3月期企業の配当を再投資する動きもあったようだ。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>が高く、トヨタ自動車<7203>やキヤノン<7751>が値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といったメガバンクが上伸。東京エレクトロン<8035>が上場来高値を更新したほか、アドバンテスト<6857>や東京応化工業<4186>など半導体関連株が買われた。「5G」関連での展開に期待が膨らみNEC<6701>や富士通<6702>は新高値に買われた。この日新規上場したコマースOneホールディングス<4496>は、終日買い気配で寄らずとIPO人気は続いた。

 半面、ソニー<6758>やオリエンタルランド<4661>が安く、ファナック<6954>やホンダ<7267>が値を下げた。日本航空<9201>やエイチ・アイ・エス<9603>といったインバウンド関連株が売られ、すかいらーくホールディングス<3197>や花王<4452>も軟調だった。

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