大証9月限 日経225先物 23210 -10 (-0.04%) TOPIX先物 1614.5 -5.0 (-0.30%) 日経225先物は前日比10円安(-0.04%)の2万3210円で取引を終了。米国市場の上昇を受けてやや買いが先行し、寄り付きは2万3280円とシカゴ先物清算値(2万3280円)にサヤ寄せして始まり、現物の寄り付き直後には2万3340円まで上昇する場面がみられた。しかし、昨日同様、その後はじり安基調となり、現物の前引け時には2万3140円まで下げ幅を広げた。 後場は日銀のETF買い入れへの思惑などから下げ渋る展開となったが、戻りは鈍く、2万3160円~2万3220円辺りでのもみ合いが続いた。 米国市場はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演への期待感で上昇したが、東京市場では講演内容を受けた米国市場の反応を見極めたいとする様子見姿勢が強かった。日経225先物は前場半ば辺りから短期筋の売り仕掛け的な売買がみられたが、これに追随する動きはなく、ここ数日の価格帯での推移だった。また、FRB議長の講演後は市場の関心は安倍首相の会見に移るため、ポジションを取りに行くよりも圧縮へと向かわせた面もあろう。 FRB議長講演の内容がネガティブだった場合、米国市場は大きく変動する可能性があり、ナイトセッションでの荒い値動きが警戒されるほか、これを受けたギャップスタートが意識されよう。一方で、様子見ムードだった東京市場は、ポジティブな内容だった場合の反応は大きくなる可能性がある。しかし、ギャップスタート後は安倍首相の会見を控えて、こう着感の強い相場展開に戻るといったところか。 手口面では日経225先物は、ドイツが860枚、クレディスイスが370枚の売り越しに対して、ゴールドマンが350枚、シティが340枚程度の買い越し。TOPIX先物では、ドイツが1000枚、クレディスイスが600枚、モルガンSが430枚程度の売り越し。一方でゴールドマンが1220枚、ソジェンが670枚程度買い越している。CTA経由とみられるクレディスイスが売り越しに転じており、ややショートを意識。また、ゴールドマンの買い越しが目立っているが、同社は日本株見通しを引き上げている。 株探ニュース
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