東京株式(大引け)=104円安と4日ぶり反落、利益確定売りに押される

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 15日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落。高値警戒感が強く利益確定売りに押される展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比104円41銭安の2万3454円89銭。東証1部の売買高概算は11億7172万株。売買代金概算は2兆1351億9300万円となった。値上がり銘柄数は828と全体の約38%、値下がり銘柄数は1248、変わらずは98銘柄だった。

 14日の米株式市場は、ハイテク株を中心に値を上げNYダウが前週末比327ドル高と続伸した。ただ、この日の東京市場は利益確定売りが優勢で軟調に推移した。前日に日経平均株価が2月中旬以来、7カ月ぶり高値圏に上昇したこともあり利益確定売りが先行した。前場には、下落幅は一時200円を超す場面があった。為替相場が1ドル=105円60銭前後へ円高が進行したことも警戒された。

 個別銘柄では、ソニー<6758>やアサヒグループホールディングス<2502>が安い。KDDI<9433>やNTTドコモ<9437>、日本電信電話<9432>といった通信株が値を下げた。JR東日本<9020>やJR東海<9022>が反落し、ムサシ<7521>やイムラ封筒<3955>といった選挙関連株も値を下げた。

 半面、ソフトバンク<9434>は値を上げ、任天堂<7974>や東京エレクトロン<8035>、トヨタ自動車<7203>が上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株が買われた。ティアンドエス<4055>やSun Asterisk<4053>、モダリス<4883>といった直近IPO銘柄の一角は上昇した。

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