レナーは好決算も株価は軟調=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 米住宅建設大手のレナーが6-8月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。新規受注、受注残とも予想外の増加となり好調な決算が示された。第4四半期の出荷見通しについても上方修正した。

 パンデミックで失業率が急上昇するなど雇用環境が大きく悪化しているものの、FRBの積極的な金融緩和政策で、住宅ローン金利が大きく低下し、住宅需要は予想以上に高まっているようだ。

 ただ、レナー株は軟調。同社が第4四半期の住宅価格は低下する可能性に言及したほか、すでに発表されている住宅関連企業の決算が好調で、今回の決算も織り込まれていた面もあり、材料出尽くし感が出ているのかもしれない。

(6-8月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.12ドル(予想:1.55ドル)
・売上高:58.7億ドル(予想:55億ドル)
・新規受注:+16%(予想:-5.63%)
・受注残:+4%(予想:-7.39%)
・新築住宅引き渡し:+2%(予想:-4.95%)
・住宅販売粗利益率:23.1%(予想:21.0%)

(9-11月・第4四半期見通し)
・出荷予想:1.55~1.6万戸(従来:1.43~1.46万戸)(予想:1.445万戸)
・住宅販売粗利益率予想:23.3~23.5%(従来:21.8~22%)(予想:21.0%)

(NY時間09:44)
レナー 78.37(-0.64 -0.80%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。