フィアット・クライスラーが上昇　ＰＳＡとの合併条件変更もバランス変わらず＝米国株個別

　フィアット・クライスラー（ＦＣＡ）が米株式市場でも上昇。仏プジョーの親会社ＰＳＡとの合併条件の変更が発表された。ＦＣＡの株主に支払われる特別配当は従来の５５億ユーロから２９億ユーロに引き下げられる一方、これまでＰＳＡの部品メーカーのフォルシア株４６％をＰＳＡ株主に分配するとしていたが、統合後の新会社の全株主に分配するとしている。両社は「当初の合意のバランスは変わらない」としている。

　特別配当が減額され、ＦＣＡの株主には不利な条件変更とも思われたが、アナリストからは合意のバランスに変更はなく、新会社が今後生み出すキャッシュフローを想定すると、逆に好ましい条件になったとの指摘も聞かれる。

（NY時間09:40）
フィアット・クライスラー　13.05（+1.12　+9.39%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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