フェデックスが決算受け大幅高　ｅコマースからの需要が拡大＝米国株個別

　貨物輸送のフェデックスが大幅高。６－８月期決算（第１四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を大きく上回った。売上高は同社の歴史の中で、四半期としては過去最高となった。パンデミックに伴う巣ごもりで、ｅコマースの需要が拡大したことで陸送部門の伸びが大きく寄与し、価格決定力と利益を押し上げた。航空貨物部門も増収となった。陸送部門の売上高は３６％増、航空貨物部門も７．８％の増収となっている。

　同社のスミスＣＥＯはアナリスト説明会で「今回の結果は、これまでの事業戦略と投資の重要性を物語っている」と述べた。

　今回の決算を受けてライバルであるＵＰＳの株価も上昇。

　なお、先行きが不透明として、今回も通期見通しについては公表を見送っている。

（６－８月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：4.87ドル（予想：2.69ドル）
・売上高：193億ドル（予想：175.5億ドル）
・営業利益率（調整後）：8.5％（予想：5.25％）

・通期設備投資予想：51億ドル（予想：49億ドル）

（NY時間09:53）
フェデックス　254.00（+17.33　+7.32%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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