ペプシコが決算受け上昇 巣ごもりでスナックやシリアルが好調=米国株個別

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ペプシコが上昇。6-8月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の1株利益の見通しも予想を上回っている。パンデミックによる巣ごもりで米消費者が、スナックや朝食用シリアルの消費を増やしたことが寄与している。飲料も伸びを再開した。

 スナック菓子のフリトレーは売上げを6%伸ばし、チートス、ドリトス、ラッフルズなどの売上げが特に好調だった。また、消費者がパスタやパンケーキミックス、シロップ、シリアルを買い溜めしたことから、クエーカーフーズも6%の伸びを示している。

 飲料では、ペプシやマウンテンデューの販売がレストランや公共施設の閉鎖で落ち込んでいたものの、今回の決算では回復の兆しを見せている。コンビニや食料品店での販売が好調だったようだ。

 同社のラグアルタCEOは、「スナック菓子と食品部門は引き続き回復を見込んむものの、飲料については、年内はモメンタム維持に努める必要がある」と述べていた。

(6-8月・第2四半期)
・コア1株利益:1.66ドル(予想:1.49ドル)
・売上高:180.9億ドル(予想:172.4億ドル)
  北米フリトレー:+6%(予想:+5.12%)
  北米クエーカーフーズ:+6%(予想:+6.36%)
  北米飲料:+3%(予想:-1%)

(通期見通し)
・コア1株利益:5.50ドル(予想:5.36ドル)

(NY時間09:49)
ペプシコ 138.99(+0.39 +0.28%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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