6日の東京株式市場は前日の米株大幅高を受けリスクオンの流れとなり、日経平均は続伸した。上げ幅は限定的だったが後場後半も値を保ちほぼ高値圏で着地した。 大引けの日経平均株価は前営業日比121円59銭高の2万3433円73銭と続伸。東証1部の売買高概算は9億8971万株、売買代金概算は1兆9941億円。値上がり銘柄数は1152、対して値下がり銘柄数は923、変わらずは103銘柄だった。 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数が揃って大きく反発したことを受け、前日に続きリスクを取る動きが継続した。新型コロナウイルスに感染し病院に搬送されたトランプ米大統領が現地時間5日夕刻に退院したことで市場心理が改善している。日経平均は前日の段階で米株価指数先物を横にらみに上昇し、米株高を先取りしていた部分もあり上げ幅は限られた。朝方に高寄りした後は上げ幅を急速に縮小する場面もあったが、その後は再び買いが優勢となりじりじりと水準を切り上げた。保険セクターのほか石油、非鉄、鉄鋼株などが強い動きをみせた。一方で大手不動産株に軟調な銘柄が目立った。売買代金は1兆9900億円台にとどまり、9月7日以来となる2兆円台割れとなった。 個別では、群を抜く売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が上昇、チェンジ<3962>も商いを伴い大幅高。トヨタ自動車<7203>が堅調、キーエンス<6861>、レーザーテック<6920>も値を上げた。武田薬品工業<4502>、資生堂<4911>もしっかり。ダントーホールディングス<5337>が連日のストップ高、ナルミヤ・インターナショナル<9275>も値幅制限いっぱいに買われた。トーセイ<8923>、ソルクシーズ<4284>、グレイステクノロジー<6541>も値を飛ばした。 半面、ソニー<6758>が軟調、ダイキン工業<6367>も値を下げた。NEC<6701>が下落、オリンパス<7733>も冴えない。スター・マイカ・ホールディングス<2975>が急落、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス<3222>も大幅安となった。レオパレス21<8848>が値下がり率トップに売り込まれたほか、小糸製作所<7276>の下げも目立つ。 出所:MINKABU PRESS
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