東京株式(大引け)=27円安と小幅反落、高値警戒感から売り先行

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 9日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反落。前日までの上昇で高値警戒感が台頭するなか、上値では売りが先行する展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比27円38銭安の2万3619円69銭。東証1部の売買高概算は10億1362万株。売買代金概算は2兆1225億9000万円となった。値上がり銘柄数は690と全体の約32%、値下がり銘柄数は1405、変わらずは84銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウが続伸した。この流れを引き継いだ東京市場は、日経平均株価が朝方は70円強上昇し2万3700円台を回復する場面があった。ただ、買い一巡後は値を消し一時は100円近く下落した。前日に日経平均株価は2月中旬以来、約8カ月ぶり高値に上昇したことから高値警戒感が強まるなか、利益確定売りが膨らむ展開となった。為替もやや円高方向に振れたことも警戒された。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>が安く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、キヤノン<7751>が円高を警戒され軟調。東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>など半導体関連株も値を下げた。

 半面、ファーストリテイリング<9983>やダイキン工業<6367>、武田薬品工業<4502>が高く、業績の好転期待から良品計画<7453>やセブン&アイ・ホールディングスといった消費関連株の一角が値を上げた。HENNGE<4475>やSHIFT<3697>、メドレー<4480>といった中小型株の材料株が値を飛ばした。

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