ダウ平均は反落 J&Jが臨床試験を中断 銀行は好決算も軟調=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式13日(NY時間10:42)
ダウ平均   28737.25(-100.27 -0.35%)
ナスダック   11872.73(-3.53 -0.03%)
CME日経平均先物 23555(大証終比:-35 -0.15%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落して始まっている。取引開始前にJPモルガンやシティグループなど大手銀が決算を発表していた。7-9月期の決算シーズンが開始となる中、このところの上昇が本日は一服している模様。ただ、下押す気配まではみられていない。

 大手銀の決算はパンデミックに伴う貸倒引当金が予想を大きく下回った。しかし、最近の銀行幹部のコメントからは、パンデミックに伴う引当金の大幅増が次の四半期には繰り返される可能性が低いことを示唆されていたこともあり、驚きはなかったようだ。9月下旬以降、買い戻しが続いていたこともあり、決算発表に伴う利益確定売りも出ている模様。

 きょうはジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がワクチンの臨床試験の中断を発表したことを嫌気している。先月もオックスフォード大学と英アストラゼネカの臨床試験が一時停止されていた。一部の国では試験が再開されているが、米国ではなお停止されている。

 一方、ディズニーが上昇しておりダウ平均をサポートしている。同社はきのう引け後に、動画配信「ディズニー+」を軸に事業再編を発表したことが買い手掛かりとなっている。

 今後、決算発表が本格化してくるが、市場の予想ではS&P500企業の純利益は前年比21%の減益が見込まれている。

アルファベット(C) 1570.76(+1.61 +0.10%)
フェイスブック 275.70(-0.05 -0.02%)
ネットフリックス 544.36(+4.55 +0.84%)
テスラ 445.28(+2.98 +0.67%)
アマゾン 3471.51(+28.58 +0.83%)
エヌビディア 566.78(-2.26 -0.40%)
ツイッター 47.90(-0.35 -0.73%)

ダウ採用銘柄
J&J 148.21(-3.63 -2.40%)
P&G 143.78(-0.71 -0.50%)
ダウ・インク 48.82(+0.24 +0.49%)
ボーイング 164.53(-2.82 -1.69%) 
キャタピラー  162.50(-0.11 -0.07%) 
ハネウェル  173.45(-1.91 -1.10%) 
ビザ 204.53(-1.87 -0.90%) 
ナイキ 129.42(-0.04 -0.03%)
ウォルグリーン 36.58(-0.37 -1.02%) 
3M 167.77(-0.89 -0.52%) 
セールスフォース  266.63(-0.44 -0.17%) 
シェブロン 73.30(-1.21 -1.64%) 
コカコーラ 50.29(-0.80 -1.57%) 
ディズニー 130.34(+5.37 +4.30%) 
マクドナルド 227.08(+0.97 +0.43%) 
ウォルマート 145.41(+1.16 +0.81%)
ホームデポ 288.25(+1.34 +0.47%)
JPモルガン 101.01(-1.43 -1.41%)
トラベラーズ  114.08(-2.46 -2.12%)
ゴールドマン  211.57(-2.55 -1.23%)
アメックス 105.98(-0.63 -0.59%) 
ユナイテッドヘルス 331.18(+1.21 +0.37%)
IBM 125.04(-2.17 -1.70%)
アップル  123.52(-0.88 -0.75%)
ベライゾン 59.08(-0.47 -0.79%)
マイクロソフト  221.78(+0.38 +0.18%)
インテル 53.77(-0.12 -0.22%)
アムジェン 239.68(-0.08 -0.03%)
メルク 80.38(+0.02 +0.02%)
シスコシステムズ 39.92(-0.44 -1.10%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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