ダウ平均は大幅続伸 トランプ陣営は法的措置へ=米国株概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式4日(NY時間16:20)
ダウ平均   27847.66(+367.63 +1.34%)
S&P500    3443.44(+74.28 +2.20%)
ナスダック   11590.78(+430.21 +3.85%)
CME日経平均先物 23945(大証終比:+205 +0.86%)

 きょうのNY株式市場は買いが強まり、ダウ平均の上げ幅は一時800ドル超まで拡大した。IT・ハイテク株に買いが強まり全体のムードを押し上げている。米大統領選は想定以上の大接戦となっており、情勢はまだ決まっていない。前日はバイデン候補が圧勝し、議会も上下両院とも民主党が過半数を獲得。「ブルーウェーブ」と呼ぶ民主党圧勝のシナリオも有力視されていたが、情勢はそうはなっていない。

 トランプ大統領がホワイトハウスで演説し、「我々は最高裁に行く」と、選挙をめぐって訴訟を起こす考えを明らかにし、郵便投票の集計を止めさせたい意向を示唆していた。前半は市場も冷静に見ていたが、トランプ陣営がウィスコンシン州に開票のやり直しを求めたことや、ミシガン州、ペンシルベニア州で法的措置を取っていると表明。法廷闘争に発展する可能性も高まって来ていることから、後半はそれを警戒した戻り売りも出ていたようだ。

 どちらの候補が勝利するにしても、大規模な米追加経済対策が期待される中で、市場はイベントが無事通過すことを期待している。しかし、同時に行われている議会選挙で下院は予想通りに民主党が過半数を維持する勢いだが、上院は拮抗しており、現行通りに共和党が過半数を維持する可能性も高まっている。その場合、大規模な追加経済対策が迅速に決まらないリスクも留意される。ただ、きょうのところは株式市場には悲観的なムードまでは広がっていない。

 ほぼ全面高の中で銀行株が下落。明日のFOMCの結果発表を控えて米国債利回りが低下しており、銀行株は戻り売りに押された。

 ヘルスケアの買いが目立った。ブルーウェーブと呼ぶ民主党圧勝のシナリオが後退したことから買いを誘発。民主党が圧勝すれば、医療保険制度の再構築というかねてからの大望が復活し、ヘルスケア株を押し下げる可能性も警戒されていた。

 逆にキャタピラーなどインフラ関連が下落。ブルーウェイブであれば大規模な財政出動から巨額のインフラ投資も期待され、インフラ関連への需要増への期待も高まっていた。その期待が後退しており、関連株も売りが強まっている模様。

 ダウ採用銘柄ではユナイテッド・ヘルスが2桁の上昇となったほか、アムジェン、メルクも上昇。セールスフォース、マイクロソフト、アップルも買われた。一方、キャタピラーのほか、ダウ・インク、3Mが下落し、JPモルガンも売られた。

 ナスダックは大幅高。テスラは下落したものの、アマゾンやアップル、マイクロソフトなど主力のIT・ハイテク株は揃って上昇。

 配車サービスのウーバーとリフトが上昇。カリフォルニア州で3日行われた住民投票で、インターネットを通じて単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」を巡るウーバーやリフトなどの主張が支持された。

 中枢神経疾患向け治療薬を開発するスパーナス・ファーマシューティカルズが大幅高。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益が予想の2倍以上になったほか、売上高も予想を大きく上回った。

 ホテルのヒルトン・ワールドワイドが上昇。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、売上高は予想を下回ったものの、1株利益が予想外の黒字だった。

 AMDが続伸。きょうはアナリストの投資判断引き上げが伝わっている。投資判断を「買い」に引き上げ、推奨リストに入れた。

 バイオジェンが急伸。日本のエーザイと共同開発しているアルツハイマー治験薬「アデュカヌマブ」について、FDAのスタッフが諮問委員会向けの報告書を公表しており、1番目の検証では、この新薬の効果は強力で非常に説得力があったと述べている。
 ダウ採用銘柄ではユナイテッド・ヘルスが2桁の上昇となったほか、アムジェン、メルクも上昇。セールスフォース、マイクロソフト、アップルも買われた。一方、キャタピラーのほか、ダウ・インク、3Mが下落し、JPモルガンも売られた。

 ナスダックは大幅高。テスラは下落したものの、アマゾンやアップル、マイクロソフトなど主力のIT・ハイテク株は揃って上昇。

 配車サービスのウーバーとリフトが上昇。カリフォルニア州で3日行われた住民投票で、インターネットを通じて単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」を巡るウーバーやリフトなどの主張が支持された。

 中枢神経疾患向け治療薬を開発するスパーナス・ファーマシューティカルズが大幅高。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益が予想の2倍以上になったほか、売上高も予想を大きく上回った。

 ホテルのヒルトン・ワールドワイドが上昇。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、売上高は予想を下回ったものの、1株利益が予想外の黒字だった。

 AMDが続伸。きょうはアナリストの投資判断引き上げが伝わっている。投資判断を「買い」に引き上げ、推奨リストに入れた。

 バイオジェンが急伸。日本のエーザイと共同開発しているアルツハイマー治験薬「アデュカヌマブ」について、FDAのスタッフが諮問委員会向けの報告書を公表しており、1番目の検証では、この新薬の効果は強力で非常に説得力があったと述べている。

ウーバー 40.99(+5.22 +14.59%)
リフト 29.19(+2.96 +11.28%)
スパーナス 22.47(+4.32 +23.80%)
ヒルトン・ワールドワイド 93.09(+2.44 +2.69%)
AMD 81.35(+4.77 +6.23%)
バイオジェン 355.63(+108.62 +43.97%)

アルファベット(C) 1749.13(+98.92 +5.99%)
フェイスブック 287.38(+22.08 +8.32%)
ネットフリックス 496.95(+9.73 +2.00%)
テスラ 420.98(-2.92 -0.69%)
アマゾン 3241.16(+192.75 +6.32%)
エヌビディア 551.77(+30.99 +5.95%)
ツイッター 42.76(+1.03 +2.47%)

ダウ採用銘柄
J&J 139.40(+0.90 +0.65%)
P&G 140.64(-0.58 -0.41%)
ダウ・インク 46.45(-2.28 -4.68%)
ボーイング 151.63(-2.02 -1.31%) 
キャタピラー  155.23(-12.46 -7.43%) 
ハネウェル  178.91(-0.30 -0.17%) 
ビザ 193.97(+5.63 +2.99%) 
ナイキ 127.34(+2.75 +2.21%)
ウォルグリーン 36.26(-1.14 -3.05%) 
3M 160.16(-5.35 -3.23%) 
セールスフォース  250.74(+13.61 +5.74%) 
シェブロン 71.77(+0.03 +0.04%) 
コカコーラ 49.17(-0.18 -0.36%) 
ディズニー 125.07(+1.05 +0.85%) 
マクドナルド 214.87(-1.93 -0.89%) 
ウォルマート 141.96(-0.82 -0.57%)
ホームデポ 282.72(+5.35 +1.93%)
JPモルガン 100.25(-3.16 -3.06%)
トラベラーズ  123.40(-2.94 -2.33%)
ゴールドマン  197.87(-0.06 -0.03%)
アメックス 96.40(+0.11 +0.11%) 
ユナイテッドヘルス 354.56(+33.21 +10.33%)
IBM 111.90(-2.26 -1.98%)
アップル  114.95(+4.51 +4.08%)
ベライゾン 57.22(-0.53 -0.92%)
マイクロソフト  216.39(+9.96 +4.82%)
インテル 45.70(+0.85 +1.90%)
アムジェン 230.11(+10.17 +4.62%)
メルク 80.62(+3.70 +4.81%)
シスコシステムズ 36.57(-0.11 -0.30%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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