東京株式(前引け)=大幅続伸、主力株中心にリスクオン加速

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比473円99銭高の2万4799円22銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億7379万株、売買代金概算は1兆2188億7000万円。値上がり銘柄数は1177、対して値下がり銘柄数は904、変わらずは87銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方から買い優勢で始まり、その後も主力株が買われ、日経平均は次第高の展開で水準を切り上げ一時500円超の上昇となった。2万4800円近辺では目先筋の利益確定売り圧力も強いが、それを吸収し高値圏での推移を続けた。外国為替市場では1ドル=103円台前半の円高に振れているが、自動車や電機などの輸出セクターはそれを気にするムードもない。米大統領選はバイデン氏勝利がほぼ決まったことで不透明感が払拭されたほか、前週末に発表された10月の米雇用統計の結果も良好でリスクオンの流れを加速させる格好となった。ただ、日経平均偏重型の上昇であり、値上がり銘柄数は全体の54%にとどまっている。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップで大幅高。東京エレクトロン<8035>など半導体関連が買われたほか、トヨタ自動車<7203>が堅調、ホンダ<7267>も大きく上値を伸ばすなど自動車株も強い。日本電産<6594>、キーエンス<6861>なども上昇した。ミクシィ<2121>が値を飛ばし、アシックス<7936>はストップ高となった。半面、JAL<9201>が売られ、エーザイ<4523.Tも急落、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は一時ストップ安に売り込まれた。参天製薬<4536>、不二製油グループ本社<2607>が大幅安。シャープ<6753>の下げも目立つ。

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