NY金・銀市況=金は小幅続伸、中東情勢眺めて急伸後に急反転

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金     (24/06)  2389.4     2448.8      2350.6      2374.1     +  1.4
         (24/08)  2410.7     2471.3      2373.0      2396.3     +  1.7
   銀     (24/05)  2853.5     2990.5      2802.0      2833.0     +  8.0
         (24/07)  2882.5     3019.0      2829.5      2860.7     +  8.0
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           146,431       265,330      523,277        (+ 17,676)
  銀            44,389       107,775      178,881        (+  3,809)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           37,983.24 - 475.84
     前日  153.26/28   1.0726/28    ・ナスダック          16,175.09 - 267.11
     本日  153.23/25   1.0643/45    ・10年米国債利回り       4.53 -   0.04
・NY原油 (24/05)  85.66 +  0.64    ・SPDR保有金残高     830.75 +   2.30
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は小幅続伸。終値の前日比は金は1.2〜3.3ドル高、中心限
月の6月限が1.4ドル高、銀が7.9〜10.2セント高、中心限月の5月限は
8.0セント高。金が全限月、銀7月限を含む3本を除く全限月が一代高値を更新。利
食い売りで上げ幅を削ったが、金、銀とも小高く引けた。
 金6月限は小幅続伸。イランがイスラエルに対する報復攻撃をまもなく開始するとみ
られているなかで中心限月は過去最高値を塗り替えたが、高値から失速して引けた。レ
バノンの親イランの武装組織ヒズボラがイスラエル北部に向けて大規模なミサイル攻撃
を実施し、対イスラエル攻撃の狼煙かと思われたものの、ヒズボラの動きにその他の武
装組織やイランが続くことはなく、高値から離れた。
 米国など西側のメディアがイランによるイスラエル攻撃が迫っていると声高に緊迫感
を煽っているなかで、イランが拙速に攻撃を開始しないとみられていることは重し。シ
リアのイラン大使館空爆をはじめ、イランが挑発されていることは明らかだが、挑発の
延長線上に対イスラエルの報復攻撃はないとの指摘がある。
 ニューヨーク市場で主要な米株価指数は全面安となったほか、恐怖指数や安全資産と
みなされている米国債は上昇した。外国為替市場では、逃避通貨とされているドルや円
が堅調に推移。
 銀5月限は小幅続伸。金相場に連動した。
今日の材料
・利上げは完全に排除されてはいない、データ次第だ=コリンズ米ボストン連銀総裁
・インフレ圧力は年後半には弱まると予想=同上
・年内に2回の利下げの可能性がある=同上
・複数のインフレ指標は期待よりも高い=グールズビー米シカゴ連銀総裁
・今頃は住宅関連のインフレは収まっていると考えていた=同上
・インフレ率鈍化が、6月利下げの可能性高めている=ミュラー・エストニア中銀総裁
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