週明けのタイバーツ円は強含み、首都で大規模なデモ行進も反応薄=東京為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 週明けのタイバーツ円は強含みとなっており、朝方の3.371円前後でのもみ合いから、一時は3.392円付近まで上昇した。10月下旬から上昇基調となっており、3.4円台を目指す動きとなっている。

 タイの首都バンコクでは王室改革を求める学生らのデモが連日で開かれており、8日も大規模なデモ行進が行われ、これに対して警察が放水した。緊迫した雰囲気になったと複数のメディアが伝えているが、米大統領選の結果を受けたリスク選好ムードが東南アジアのマーケットにも広がっており、市場に与える影響は限定的となっている。

 タイの主要株価指数であるSET指数も強含みとなっており、10月の1200ポイント付近でのもみ合いから、足もとは1290ポイント付近まで上昇している。この間もタイにおける悪材料は出ているが、学生らのデモ行進や新型コロナウイルス関連のニュースはほぼ織り込まれたもよう。

THBJPY 3.3880

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