NY株式9日(NY時間11:42) ダウ平均 29401.24(+1077.84 +3.80%) ナスダック 12020.09(+124.86 +1.05%) CME日経平均先物 25575(大証終比:+715 +2.80%) きょうの米株式市場はリスク選好の雰囲気が強まり、ダウ平均は寄り付き直後に一時1600ドル超急伸し、最高値を更新した。取引開始前にドイツのビオンテックと共同開発している新型ウイルス向けワクチンの臨床試験の中間結果で、良好な内容を報告したことが期待感を高めている。 臨床試験には4万3538人のボランティアが参加しており、そのうち42%は多様な背景を持っている。感染歴の無い参加者のうち、90%以上が感染を予防したとしている。必要なマイルストーンが達成された場合、米FDAへの緊急使用許可(EUA)の申請は11月の第3週になるとも語った。 米大統領選ではバイデン候補が勝利を宣言し、市場の不透明感が緩んでいる。今年の最重要イベントが通過し、市場も米欧で拡大しているウイルス感染に関心を向けようという最中に、ファイザーの発表に市場は敏感な反応を示している。 パンデミックでこれまで下げが厳しかった航空株や旅行レジャー関連中心に買い戻しが強まっているほか、米国債利回りが3月以来の水準に上昇しており、銀行株も上昇。原油高でエネルギー株も買われている。 一方、パンデミックによる巣ごもりで恩恵を受けてきた、eコマース関連やテレワーク関連に売りが強まっている。アマゾンやズームビデオ、ネットフリックスなどIT・ハイテク株の一角が軟調。ウイルス感染の検査機器を手掛ける銘柄の下げが目立つ。ワクチンが開発された場合、検査機器の需要が低下するとの観測が圧迫してい模様。 アルファベット(C) 1790.36(+28.61 +1.62%) フェイスブック 290.58(-2.83 -0.96%) ネットフリックス 490.25(-24.49 -4.76%) テスラ 438.75(+8.80 +2.05%) アマゾン 3243.80(-67.57 -2.04%) エヌビディア 576.95(-5.53 -0.95%) ツイッター 44.32(+1.20 +2.78%) ダウ採用銘柄 J&J 146.16(+3.91 +2.80%) P&G 141.98(-1.25 -0.88%) ダウ・インク 51.83(+3.60 +7.35%) ボーイング 178.11(+20.37 +12.97%) キャタピラー 171.23(+9.94 +6.09%) ハネウェル 195.77(+11.50 +6.27%) ビザ 214.04(+15.57 +7.88%) ナイキ 131.85(+2.95 +2.27%) ウォルグリーン 39.15(+1.85 +4.93%) 3M 165.59(+2.57 +1.57%) セールスフォース 268.70(+8.55 +3.29%) シェブロン 78.67(+7.52 +10.42%) コカコーラ 52.18(+2.73 +5.52%) ディズニー 139.94(+12.48 +9.83%) マクドナルド 213.10(-3.46 -1.60%) ウォルマート 146.23(+0.46 +0.32%) ホームデポ 276.42(-7.82 -2.74%) JPモルガン 114.20(+11.24 +10.77%) トラベラーズ 134.92(+7.92 +6.21%) ゴールドマン 212.94(+11.68 +5.75%) アメックス 114.97(+18.28 +18.63%) ユナイテッドヘルス 356.10(+8.64 +2.44%) IBM 116.56(+4.15 +3.62%) アップル 121.18(+2.49 +2.09%) ベライゾン 59.88(+1.35 +2.31%) マイクロソフト 225.54(+1.82 +0.82%) インテル 46.84(+1.45 +3.17%) アムジェン 235.24(+3.65 +1.58%) メルク 81.18(+0.82 +1.02%) シスコシステムズ 38.64(+1.11 +2.98%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。