日経平均株価 始値 25439.35 高値 25587.96(09:38) 安値 25316.60(13:22) 大引け 25520.88(前日比 +171.28 、 +0.68% ) 売買高 13億4800万株 (東証1部概算) 売買代金 2兆8059億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は8日続伸、2万5500円を上回って引ける 2.前日のナスダック株高を受け、ハイテクセクターに買い流入 3.後場に入り一時マイナス圏に沈むも、終盤買い直される展開 4.新型コロナの感染拡大に対する懸念が高まり、警戒ムードも 5.値下がり銘柄数は値上がりを大幅に上回りTOPIXは安い ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは23ドル安と3日ぶりに小反落した。新型コロナワクチンへの期待で10日まで大幅続伸した反動で、景気敏感株を中心に売りが先行した。 東京市場では、日経平均株価は上値追いが続き2万5500円を上回って引けた。先物主導の上昇で個別には下げる銘柄が多くTOPIXはマイナスだった。 12日の東京市場は、引き続き時価総額上位の主力株に買いが集まり、日経平均は8連騰と上値指向の強さを発揮した。ここ、バリュー株買いのグロース株売りの動きがみられたが、前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が大きく切り返したことで、この流れに乗って半導体関連や電子部品などハイテクセクターが買われ全体相場を押し上げた。ただ、国内外で新型コロナウイルスの感染者数の拡大が続いており、これを警戒するムードも漂う。アジア株も総じて軟調で、これを横目に日経平均は値を消し、後場に入りマイナス圏に沈む場面もあった。その後取引終盤にかけて先物主導で持ち直し再浮上した。東証1部の値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を600以上も上回り、TOPIXは8日ぶりに小幅反落した。 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>は2000円を超える上昇となった。ファーストリテイリング<9983>も買われ、ソニー<6758>も高い。東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>なども上昇した。ベネフィットジャパン<3934>、日精エー・エス・ビー機械<6284>はいずれもストップ高に買われる人気となり、東京精密<7729>、セグエグループ<3968>、グレイステクノロジー<6541>も大幅高となった。 半面、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、JR東日本<9020>などが冴えず、オリックス<8591>も値を下げた。日立製作所<6501>も軟調。JAL<9201>も値を下げた。アイフル<8515>が急落したほか、フェイス<4295>、日医工<4541>、日本マイクロニクス<6871>なども大幅安。電通グループ<4324>の下げも目立った。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、エムスリー <2413> 、SBG <9984> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約142円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は電通グループ <4324> 、塩野義 <4507> 、中外薬 <4519> 、住友不 <8830> 、京セラ <6971> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約31円。 東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)情報・通信業、(3)精密機器、(4)機械、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)保険業、(3)空運業、(4)その他金融業、(5)鉄鋼。 ■個別材料株 △GDO <3319> 第3四半期の業績急回復を評価。 △ベネフィJ <3934> 上期経常が12%増益で着地・7-9月期も19%増益。 △セグエG <3968> ローカル型インターネット分離ソリューションの最大規模案件受注。 △本州化 <4115> [東証2] 三井物 <8031> と三井化学 <4183> によるTOB価格1830円にサヤ寄せ。 △AIins <4488> [東証M] 21年3月期営業益を前期比4.3倍増に大幅上方修正。 △ASB機械 <6284> 前期業績上振れ着地で今期も大幅増益見通しに。 △グレイス <6541> 上期2ケタ増益と老舗マニュアル会社の買収を好感。 △SEMTEC <6626> [JQ] 今期業績と配当予想を増額修正。 △ユニデンHD <6815> 第2四半期営業益10%増で通期計画進捗率65%。 △東京精 <7729> 非開示としていた21年3月期は増益と増配見通しで自社株買いも実施。 ▼日医工 <4541> 上半期大幅減益で通期予想は下方修正。 ▼日本マイクロ <6871> 今期経常を39%下方修正。 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ベネフィJ <3934> 、(2)ASB機械 <6284> 、(3)GDO <3319> 、(4)セグエG <3968> 、(5)東京精 <7729> 、(6)グレイス <6541> 、(7)ユニデンHD <6815> 、(8)ウイルプラス <3538> 、(9)レノバ <9519> 、(10)エラン <6099> 。 値下がり率上位10傑は(1)フェイス <4295> 、(2)アイフル <8515> 、(3)デンヨー <6517> 、(4)日本マイクロ <6871> 、(5)日医工 <4541> 、(6)電通グループ <4324> 、(7)ジンズメイト <7448> 、(8)ユーザーロカ <3984> 、(9)新日本電工 <5563> 、(10)ファルテック <7215> 。 【大引け】 日経平均は前日比171.28円(0.68%)高の2万5520.88円。TOPIXは前日比2.84(0.16%)安の1726.23。出来高は概算で13億4800万株。東証1部の値上がり銘柄数は734、値下がり銘柄数は1365となった。日経ジャスダック平均は3602.49円(1.14円高)。 [2020年11月12日] 株探ニュース
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