ダウ平均は反落 アップルは上昇もテスラは続落=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式22日(NY時間12:22)
ダウ平均   30100.69(-115.76 -0.38%)
ナスダック   12766.93(+24.42 +0.19%)
CME日経平均先物 26515(大証終比:+175 +0.66%)

 きょうのNY株式市場は軟調な推移となっており、ダウ平均は反落。前日のダウ平均は序盤の急落から急速に下げ渋る動きとなっていたが、きょうは緩やかな下げとなっている。

 前日は英国でウイルスの異変種が広がっていることから、市場は懸念を強めた。フランスは英国との国境を一時閉鎖し、他の欧州諸国も英国からの訪問者を制限している。しかし、WHOを含む多くの専門家は、ファイザーとモデルナのワクチンは異変種のウイルスに対して有効との見解を示している。ウイルスの変異は季節性のインフルエンザよりも遅いペースで進んでいるという。

 米国では足元の感染拡大が依然として収束をみせない中で、市場は向こう数ヵ月間は景気は圧迫されるとみているようだ。

 このような中で、米議会は追加経済対策を上下両院でスピード可決し、あとはトランプ大統領の署名待ちの状況。感染拡大の中で米議会は対策の成立を急いだようだ。クリスマス前の成立にポジティブ・サプライズとは思われるものの、市場はすでに織り込んでおり、きょうのところは株式市場の反応も限定的となっている。

 アップルが2024年に電気自動車に参入する計画が伝わった。これについて市場からは、見方が様々出ている。アップルには電気自動車分野で成功するためのノウハウを持っており、競合しそうなテスラにとっては、アップルのようなハイテク企業は従来の自動車メーカーよりもはるかに手ごわい相手になるかもしれないとの声も出ている。その一方で、アップルの動機に疑問を呈する声も出ている。技術的進歩を別にすれば、アップルが利益率の低い資本集約型の自動車産業にわざわざ参入する理由はほとんどない。むしろ、ソフトウェアや電子機器のバックグラウンド面で、自動車メーカーにとっては理想的なパートナーになり得るという。この報道を受けアップルは上昇の一方で、テスラは続落。

 ナスダックは上昇して始まったものの、一時下げに転じるなど上値の重い展開となっている。

アルファベット(C) 1722.41(-16.96 -0.98%)
フェイスブック 266.39(-6.40 -2.35%)
ネットフリックス 524.48(-4.43 -0.84%)
テスラ 624.10(-25.76 -3.96%)
アマゾン 3193.71(-12.47 -0.39%)
エヌビディア 525.62(-7.67 -1.44%)
ツイッター 54.96(+0.32 +0.59%)

ダウ採用銘柄
J&J 153.37(+0.35 +0.23%)
P&G 137.63(+0.11 +0.08%)
ダウ・インク 54.99(-0.09 -0.16%)
ボーイング 219.15(-0.16 -0.07%) 
キャタピラー  177.67(-2.49 -1.38%) 
ハネウェル  208.96(-1.70 -0.81%) 
ビザ 207.19(-1.82 -0.86%) 
ナイキ 142.74(-1.28 -0.93%)
ウォルグリーン 40.07(-0.57 -1.39%) 
3M 175.16(-0.50 -0.28%) 
セールスフォース  230.04(+3.57 +1.57%) 
シェブロン 85.01(-1.08 -1.24%) 
コカコーラ 53.08(+0.27 +0.50%) 
ディズニー 170.36(-0.33 -0.19%) 
マクドナルド 212.12(+0.45 +0.21%) 
ウォルマート 145.25(-0.72 -0.49%)
ホームデポ 270.43(-0.56 -0.21%)
JPモルガン 122.59(-0.96 -0.81%)
トラベラーズ  136.67(-1.48 -1.07%)
ゴールドマン  250.71(-6.27 -2.59%)
アメックス 114.68(-1.73 -1.47%) 
ユナイテッドヘルス 335.63(-0.46 -0.13%)
IBM 123.67(+0.28 +0.22%)
アップル  131.96(+3.73 +2.95%)
ベライゾン 59.17(-0.32 -0.53%)
マイクロソフト  224.24(+1.65 +0.75%)
インテル 46.09(-0.27 -0.57%)
アムジェン 222.06(-5.26 -2.30%)
メルク 79.30(+0.01 +0.01%)
シスコシステムズ 44.93(+0.05 +0.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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