ダウ平均は4日ぶりに反落 不安感を示す米雇用統計も底堅い印象=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式8日(NY時間12:15)
ダウ平均   30970.45(-70.68 -0.23%)
ナスダック   13139.78(+72.30 +0.57%)
CME日経平均先物 28185(大証終比:+45 +0.16%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反落。この日発表になった12月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が14万人減と予想外の減少となっていた。レジャーやホスピタリティの雇用が減少しており、感染拡大が雇用回復に影響し始めたことが示唆されている。

 回復への不安を示す内容ではあったものの、意外に市場の反応は底堅い印象だ。NFPは前回分が大幅に上方修正された面もあるが、米雇用統計が弱かった分、バイデン政権の財政刺激策の規模が大きくなるのではとの期待も一部からは出ている。9000億ドルの追加経済対策やワクチン接種、そして、FRBの大規模緩和策が、引き続き株式市場のモメンタムを支えているようだ。

 しかし、前例のない金融および財政刺激策からの活気が資産バブルに繋がっており、短期的な調整が入りやすいとの声も聞かれる。大手銀決算を皮切りに10-12月期の決算発表が来週からスタートするが、いまの市場の動きを裏付ける決算となるか、それとも調整のベルを鳴らしてしまうのか注目される。ただ、強気な見方をしている向きも多い。

アルファベット(C) 1780.68(-6.57 -0.37%)
フェイスブック 264.01(-4.74 -1.76%)
ネットフリックス 508.19(-0.70 -0.14%)
テスラ 871.66(+55.62 +6.82%)
アマゾン 3150.37(-11.79 -0.37%)
エヌビディア 526.63(-7.13 -1.34%)
ツイッター 51.09(-1.25 -2.38%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 361.60(-3.43 -0.95%)
メルク 82.87(-1.15 -1.40%)
マクドナルド 214.88(+2.90 +1.37%) 
マイクロソフト  217.91(-0.38 -0.18%)
ホームデポ 269.08(+2.82 +1.05%)
ボーイング 210.65(-2.06 -0.98%) 
ベライゾン 57.50(-1.04 -1.75%)
ビザ 214.26(+0.45 +0.21%) 
ハネウェル  210.12(-2.49 -1.17%) 
ナイキ 145.58(+0.63 +0.44%)
トラベラーズ  138.83(-0.24 -0.17%)
ディズニー 178.33(-0.25 -0.14%) 
ダウ・インク 58.53(+0.02 +0.03%)
セールスフォース  221.18(+3.20 +1.48%) 
シスコシステムズ 45.15(+0.19 +0.42%)
シェブロン 91.55(+1.33 +1.48%) 
コカコーラ 50.35(+0.39 +0.77%) 
ゴールドマン  286.33(-5.33 -1.86%)
キャタピラー  193.08(-1.15 -0.59%) 
ウォルマート 146.39(-0.26 -0.18%)
ウォルグリーン 45.95(+0.70 +1.62%) 
インテル 51.75(-0.44 -0.86%)
アメックス 120.85(-0.81 -0.66%) 
アムジェン 236.67(+2.62 +1.12%)
アップル  131.75(+0.83 +0.66%)
P&G 137.50(-1.35 -0.96%)
JPモルガン 135.21(-0.66 -0.50%)
J&J 160.06(-0.31 -0.19%)
IBM 127.53(-1.46 -1.13%)
3M 166.16(-3.56 -2.04%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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