【海外市場の注目ポイント】パウエル米FRB議長講演など

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間11日午前4時にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演を行う。パウエル議長は前月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、「雇用と物価の目標が達成されるまで、緩和姿勢を維持する」と述べるとともに、量的緩和の縮小について「議論するのは時期尚早だ」と指摘していた。今回の講演であらためて早急な出口の議論にくぎを刺すようであれば、ドルが売られる可能性がある。
 
 また、このあとの海外市場では、その他の国や地域の中銀関係者も相次いで発言することになっている。日本時間午後6時半にデコス・スペイン中銀総裁が講演、同午後10時にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、ビスコ・イタリア中銀総裁、パネッタECB専務理事が講演、同11日午前1時半にレーン・カナダ中銀(BOC)が講演、同11日午前2時にベイリー英中銀(BOE)総裁が講演する。
 
 さらに、日本時間午後10時半には1月の米消費者物価指数の発表も予定されている。総合の大方の予想が前年比1.5%上昇、コアの大方の予想も同1.5%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の1.4%上昇から加速する一方、コアの前年比の伸びが前月の1.6%上昇から鈍化するとみられている。
 
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