大阪3月限 日経225先物 29640 -530 (-1.75%) TOPIX先物 1902.0 -37.5 (-1.93%) 日経225先物(3月限)は22日終値比530円安の2万9640円で取引を終了。寄り付きは3万40円とシカゴ先物清算値(2万9995円)を上回って始まり、その直後に3万70円まで戻す場面もみられたが、現物の寄り付き後まもなく2万9830円まで下落。売り一巡後は3万円台を回復するも戻りは鈍く、前引けにかけては再び弱含む形から、朝方につけた安値水準まで調整。その後、2万9850円~2万9900円辺りで保ち合いをみせていたものの、後場半ば辺りから下落基調が強まり、現物の取引終了後には一時2万9610円まで下落した。 ファーストリテイリング <9983> が日経平均株価を下支えする一方で、ソフトバンクグループ <9984> が重荷となった。また、景気敏感セクターの一角が買われていたものの、時価総額上位銘柄は総じて軟調であり、TOPIX型の反応も弱い。指数寄与度の大きい値がさハイテク株が総じて軟調ながら、NT倍率は先物中心限月では15.58倍で終えており、一時15.64倍と最高値を更新している。グローベックスの米株先物は弱い値動きをみせており、特にナスダック100先物の弱さが目立つ。23日のナスダックは一時1万3000割れ寸前まで下落した後に下げ幅を縮め、1万3465.19で終えていた。テクニカル面では75日移動平均線が支持線として機能しており、いったんは調整一巡感も意識されやすい。しかし、再び下値を探る流れになるようだと、日経平均も25日移動平均線が位置する2万9000円近辺を視野に入れた展開が警戒されてきそうだ。 手口面では、日経225先物はモルガンSが1330枚、野村が1030枚、JPモルガンが980枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1500枚、バークレイズが650枚、東海東京が620枚程度の買い越しだった。TOPIX先物ではゴールドマンが2480枚、クレディスイスが640枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1010枚、BNPパリバが880枚程度の買い越しだった。ゴールドマンは直近までTOPIX先物を大量に買い越していただけに、今後はクローズに伴う売りが警戒されそうである。 株探ニュース
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