パウエル講演を受けダウ平均は大幅続落 静観姿勢を継続=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式4日(NY時間13:22)
ダウ平均   30813.01(-457.08 -1.46%)
ナスダック   12677.47(-320.28 -2.46%)
CME日経平均先物 28935(大証終比:-45 -0.16%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続落。序盤は買い戻しが見られていたものの、株式市場の上値は依然として重たい雰囲気の中、昼に行われたパウエルFRB議長の講演を受けて下げを加速させている。

 議長は「市場が秩序のない状況になれば問題視する。最近の債券市場のボラティリティは自身の注目を引いた」などと述べていた。金融市場が著しくタイトな状態になれば、FRBが介入する可能性はあるが、現状はそのしきい値を満たしていないことを示唆していると受け止められている模様。

 多かれ少なかれ市場の予想通りの内容ではあるが、一部からは、議長は最近の米国債利回りの急上昇について、より大きな懸念を表明し、長期債の購入を増やすことにオープンな姿勢を示すかもしれないとの期待もあったようだ。それが無かったことで、米国債利回りが急上昇しており、株式市場は失望売りが強まっている。

 IT・ハイテク株への売りが続いているほか、銀行や産業株も下落。一方、エネルギー株はプラス圏で推移。OPECプラスが4月の産油量を維持することで合意したと伝わり、原油に買いが強まっていることがサポートしている。

アルファベット(C) 2032.79(+6.08 +0.30%)
フェイスブック 256.55(+1.14 +0.45%)
ネットフリックス 514.59(-6.11 -1.17%)
テスラ 611.28(-41.92 -6.42%)
アマゾン 2976.10(-28.90 -0.96%)
エヌビディア 490.24(-21.95 -4.29%)
ツイッター 67.24(-3.62 -5.11%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 335.85(+2.98 +0.90%)
メルク 72.10(-1.20 -1.64%)
マクドナルド 204.08(-1.74 -0.85%) 
マイクロソフト  226.16(-1.40 -0.62%)
ホームデポ 249.65(-7.71 -3.00%)
ボーイング 223.67(-4.89 -2.14%) 
ベライゾン 54.83(-0.55 -0.99%)
ビザ 210.98(-3.87 -1.80%) 
ハネウェル  202.97(-4.04 -1.95%) 
ナイキ 131.24(-3.02 -2.25%)
トラベラーズ  148.78(-1.93 -1.28%)
ディズニー 185.62(-6.64 -3.45%) 
ダウ・インク 60.87(-1.38 -2.22%)
セールスフォース  202.90(-3.10 -1.50%) 
シスコシステムズ 44.52(-0.61 -1.35%)
シェブロン 104.69(+1.10 +1.06%) 
コカ・コーラ 49.98(0.00 0.00%) 
ゴールドマン  329.18(-5.25 -1.57%)
キャタピラー  211.12(-3.79 -1.76%) 
ウォルマート 126.59(-1.00 -0.78%)
ウォルグリーン 46.66(-0.99 -2.08%) 
インテル 58.52(-1.38 -2.30%)
アメックス 140.58(-2.01 -1.41%) 
アムジェン 222.62(-1.50 -0.67%)
アップル  119.88(-2.18 -1.79%)
P&G 121.87(-1.29 -1.05%)
JPモルガン 150.12(-2.79 -1.82%)
J&J 152.24(-3.98 -2.55%)
IBM 119.49(-2.87 -2.35%)
3M 175.68(-2.38 -1.34%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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