NY株式8日(NY時間12:33) ダウ平均 32060.99(+564.69 +1.83%) ナスダック 12860.05(-60.10 -0.47%) CME日経平均先物 29025(大証終比:+265 +0.91%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。6日土曜日に米上院が1.9兆ドル規模の追加経済対策の修正案を可決した。市場では織り込み済みの面が強いものの、景気回復への期待を改めて意識させている。しかし、同時にインフレ期待も高めており、米国債利回りの上昇も続いている状況。 パンデミックで落ち込んでいた分、景気回復の恩恵を受けやすい循環株中心に買いが優勢となっている一方、IT・ハイテク株はきょうも利益確定売りが優勢。米10年債利回りは1.60%台まで上昇してきているが、IT・ハイテク株の配当利回りとの差が意識されているとの声も聞かれる。大手IT企業は依然として配当を実施していない銘柄もあり、実施していたとしても年間ベースで1%を下回る銘柄が多い。昨年までの株価高騰の影響もあり、長期金利上昇を機にバリュエーションの見直しが出ているとの指摘も聞かれた。 追加経済対策については、1400ドルの直接給付、失業給付上乗せは週400ドルから300ドルに縮小の一方、給付期間を9月6日までの延長で合意した。ただ、下院の法案に盛り込まれていた最低賃金の15ドルへの引き上げは上院では見送られ、修正案が下院に再送付されている。法案成立はほぼ確実な情勢で、米民主党は失業給付上乗せ措置が期限を迎える3月15日までに法案を成立させたい考え。下院は上院の修正案の採決を9日に行う見通し。春以降の米個人消費への期待感を高める内容ではある。 IT・ハイテク株以外は買いが広がっており、エネルギーや銀行、産業、医薬品など幅広い銘柄が買われている。 ナスダックはマイナス圏での推移。 アルファベット(C) 2080.53(-28.01 -1.33%) フェイスブック 261.08(-3.21 -1.21%) ネットフリックス 508.47(-7.92 -1.53%) テスラ 590.78(-7.17 -1.20%) アマゾン 3005.01(+4.55 +0.15%) エヌビディア 479.09(-19.37 -3.89%) ツイッター 66.29(-0.66 -0.99%) ダウ採用銘柄 ユナイテッドヘルス 352.53(+5.43 +1.63%) メルク 75.09(+1.96 +2.72%) マクドナルド 208.69(+1.32 +0.64%) マイクロソフト 230.77(-0.83 -0.37%) ホームデポ 259.62(+6.10 +2.43%) ボーイング 228.34(+5.12 +2.28%) ベライゾン 56.85(+0.85 +1.54%) ビザ 222.53(+7.12 +3.37%) ハネウェル 212.28(+5.70 +2.81%) ナイキ 134.39(+1.04 +0.79%) トラベラーズ 156.53(+4.17 +2.80%) ディズニー 200.20(+10.21 +5.43%) ダウ・インク 63.95(+1.04 +1.70%) セールスフォース 211.61(+0.85 +0.41%) シスコシステムズ 48.21(+1.96 +4.40%) シェブロン 109.89(+0.89 +0.85%) コカ・コーラ 52.32(+1.53 +3.05%) ゴールドマン 336.90(+9.53 +2.90%) キャタピラー 222.22(+2.06 +0.97%) ウォルマート 128.52(-0.60 -0.47%) ウォルグリーン 48.42(+1.21 +2.58%) インテル 61.21(+0.47 +0.81%) アメックス 150.74(+3.41 +2.39%) アムジェン 231.00(+3.28 +1.48%) アップル 118.11(-3.31 -2.76%) P&G 128.36(+2.38 +1.95%) JPモルガン 154.93(+4.02 +2.67%) J&J 158.56(+2.46 +1.61%) IBM 125.55(+2.72 +2.26%) 3M 184.76(+3.96 +2.23%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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