アジア株 上海株は下落、欧米諸国との対立や国内感染再拡大を懸念 インド株は反発

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は下落、欧米諸国との対立や国内感染再拡大を懸念 インド株は反発

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数   28938.74(休場)
中国上海総合指数  3473.32(-11.08 -0.32%)
台湾加権指数     16760.87(+189.59 +1.14%)
韓国総合株価指数  3124.30(+3.47 +0.11%)
豪ASX200指数    6897.00(+68.31 +1.00%)
インドSENSEX30種  49364.78(+205.46 +0.42%)

アジア株は上海を除いて上昇、前日の米株大幅高を好感した買いが続いている。

豪州株は約1カ月半ぶり高値、台湾株は史上最高値をつけている。きのうの米国市場で、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数が史上最高値をつけたことが好感されており、ハイテク関連が総じて上昇している。台湾TSMCは1.35%高、豪アフターペイは10.3%高と大幅続伸。

インド株は反発、前日の大幅下落の反動から買い戻し優勢で始まった。インドではムンバイを中心に新型コロナの感染が急拡大している。5日、1日あたりとして初めて10万人の感染者が確認された。モディ首相は、新型コロナ感染による死者は驚くほど増えていると懸念を示した。インド当局は感染急拡大を受け、ムンバイの民間事業者に対し、4月末までの在宅勤務を要請したほか、レストランやショッピングモールなど生活に必須ではないサービスの営業を20時以降停止することを決定した。6日の新型コロナ新規感染者数は9万7000人弱と前日からやや鈍化したが、依然として高水準。

清明節振替休場明けの上海株は下落している。ウイグル問題を受け、欧米諸国との関係が悪化していることや、中国国内での新型コロナ感染再拡大が懸念されている。また、約1カ月ぶり高値水準にあることから、調整売りも出ているもよう。中国国内で5日、新たに23人の新型コロナ感染者が確認された。連休中の4日には、1月31日以降で最多となる32人の新規感染者が確認された。

香港市場はイースターマンデー振替のため休場、あす取引を再開する。

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