NY株式12日(NY時間11:12) ダウ平均 33973.57(-295.59 -0.86%) ナスダック 13158.29(-231.14 -1.73%) CME日経平均先物 28050(大証終比:-90 -0.32%) きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続落。下げ幅は一時300ドルを超えた。朝方発表になった4月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る強い内容となったことで、市場はインフレ警戒感を強めている。今回の結果を受け市場では、先週の米雇用統計で後退していたFRBの早期出口戦略への期待が再び強まっている状況。 米CPIは、パンデミックによって最も打撃を受けた企業がより広範囲に活動を再開し、ワクチン接種を受けた人々が社会活動と旅行を再開するにつれて、自動車、輸送サービス、ホテル滞在の価格が急上昇した。 米CPI発表後に伝わったクラリダFRB副議長にも敏感に反応している模様。副議長は一過性の要因としているものの「一過性でないと分かればFRBは行動」と述べていた。ただ、市場の一部からは、4月の米CPIについてFRBはまったく懸念しておらず、ホテルや旅行サービスのほか、自動車などのサプライチェーン問題による価格上昇は一時的なものとみなしている。インフレ率が長期間2%を下回ったことから、FRBは短期的にはある程度の上昇は歓迎するだろうとの指摘も出ている。 米国債利回りや原油が急上昇する中で、銀行やエネルギー株には買いも入っているものの、IT・ハイテク株を始め循環株にもきょうは売りが広がっている。5月に入って米株式市場はセルインメイの調整モードが強まっている模様。 ナスダックも下げが加速しており、大手IT銘柄のほか半導体も売りに押されている。 アルファベット(C) 2252.38(-56.38 -2.44%) フェイスブック 300.25(-6.29 -2.05%) ネットフリックス 491.04(-4.05 -0.82%) テスラ 606.23(-10.97 -1.78%) アマゾン 3169.57(-54.34 -1.69%) エヌビディア 561.08(-11.17 -1.95%) ツイッター 50.99(-1.90 -3.58%) ダウ採用銘柄 ユナイテッドヘルス 409.10(-2.60 -0.63%) メルク 78.19(+0.73 +0.94%) マクドナルド 230.39(-3.47 -1.48%) マイクロソフト 240.45(-5.78 -2.35%) ホームデポ 323.00(-7.66 -2.32%) ボーイング 225.49(-3.39 -1.48%) ベライゾン 58.56(+0.02 +0.03%) ビザ 221.33(-4.15 -1.84%) ハネウェル 223.65(-5.52 -2.41%) ナイキ 135.16(-1.96 -1.43%) トラベラーズ 155.93(-0.76 -0.49%) ディズニー 180.40(-1.27 -0.70%) ダウ・インク 68.86(+0.29 +0.42%) セールスフォース 210.69(-4.87 -2.26%) シスコシステムズ 51.85(-0.98 -1.86%) シェブロン 109.26(+2.56 +2.40%) コカ・コーラ 54.11(-0.21 -0.39%) ゴールドマン 362.51(+2.59 +0.72%) キャタピラー 241.30(+2.00 +0.84%) ウォルマート 137.20(-2.35 -1.68%) ウォルグリーン 53.60(-0.66 -1.22%) インテル 54.08(-0.96 -1.74%) アメックス 153.60(-0.83 -0.54%) アムジェン 253.23(+0.93 +0.37%) アップル 123.38(-2.53 -2.01%) P&G 136.23(-0.76 -0.55%) JPモルガン 159.74(+1.20 +0.76%) J&J 168.98(+0.10 +0.06%) IBM 142.97(-1.25 -0.87%) 3M 200.97(-2.75 -1.35%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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