アジア株 豪州株は1.2%高、失業率改善受け上げ幅拡大 雇用者数減少も一時的との見方

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 豪州株は1.2%高、失業率改善受け上げ幅拡大 雇用者数減少も一時的との見方

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数   28363.15(-230.66 -0.81%)
中国上海総合指数  3500.86(-10.10 -0.29%)
台湾加権指数     16021.25(-111.41 -0.69%)
韓国総合株価指数  3155.69(-17.36 -0.55%)
豪ASX200指数    7017.90(+86.24 +1.24%)
インドSENSEX30種  49957.72(+55.08 +0.11%)

アジア株は高安まちまち。

休場明け香港株は0.8%安、韓国株も下落。米株安を嫌気した売りが続いている。ビットコイン急落や、FOMC議事録を受けての米長期金利上昇が懸念されており、米株価指数は時間外でも下落している。

豪州株は1.24%高。前日に大幅下落した反動から値ごろ感による買い戻し優勢で始まった。その後、発表された豪失業率を受け、上げ幅を拡大している。金融やハイテク関連が総じて上昇。一方、鉄鉱石価格の下落が嫌気されており、リオティントやBHPビリトンなど素材関連は売られている。中国政府が商品市場の監督強化を発表したことを受け、鉄鉱石先物はアジア時間に5%近く下落している。きのうのNY原油安を受け、サントスなどエネルギー関連の一角も下落している。
きょう発表された豪州4月の雇用統計の内訳はまちまちだった。失業率は5.5%と前回の5.7%から改善、昨年3月以来の低水準となった。一方、雇用者数は3万600人減と予想に反して減少した。豪政府による賃金補助金制度(ジョブキーパー)が3月末で終了したことが影響したもよう。そのため、4月の雇用者数減少は一時的との見方が強い。豪財務省は、補助金受給終了後の2週間で1万6000人~4万人の受給者が職を失ったと推定。

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