ダウ平均は反発 米雇用統計でFRBの出口戦略への期待が大きく後退=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式4日(NY時間11:48)
ダウ平均   34659.92(+82.88 +0.24%)
ナスダック   13801.90(+187.39 +1.38%)
CME日経平均先物 29080(大証終比:+150 +0.52%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。この日発表の米雇用統計の発表を受けて買いが優勢となっている。非農業部門雇用者数(NFP)は55.9万人増と前回の驚きの低い数字からは回復を見せたものの、予想は下回った。

 労働参加率の低下もあって失業率は5.8%まで改善したものの、今回の結果を受けて市場はFRBの出口戦略への期待を大きく後退させている。前日のADP雇用統計や米新規失業保険申請件数が強い内容だった分、きょうの米雇用統計は失望感が大きかったものとみられる。株式市場にとってはフォローとなっている。

 また、バイデン大統領が法人税の28%引き上げを見送り、会計上の利益に最低15%を課税する仕組みを支持する可能性があるとの報道が伝わっていたが、本日ロンドンで開催されているG7財務相会議で「G7財務相は世界の法人税率を最低15%とすることで合意に近づく」との報道が伝わっていた。来週末にはG7首脳会議が開催されるが、最低税率15%で合意しそうだ。

 IT・ハイテク株を中心に成長株への買いが優勢となっている一方で、エネルギーや自動車が下落。米国債利回りが急低下していることから、銀行株も売りに押されている。一方、ナスダックは上値を伸ばす動きが続いている。

アルファベット(C) 2449.02(+44.41 +1.85%)
フェイスブック 331.91(+5.87 +1.80%)
ネットフリックス 497.53(+8.10 +1.65%)
テスラ 594.79(+21.95 +3.83%)
アマゾン 3214.65(+27.64 +0.87%)
エヌビディア 705.38(+26.59 +3.92%)
ツイッター 59.05(+2.04 +3.58%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 406.24(-1.72 -0.42%)
メルク 74.27(+0.36 +0.49%)
マクドナルド 232.12(-0.33 -0.14%) 
マイクロソフト  251.30(+5.59 +2.28%)
ホームデポ 310.18(-1.25 -0.40%)
ボーイング 250.60(+0.28 +0.11%) 
ベライゾン 57.17(+0.19 +0.33%)
ビザ 229.24(+1.13 +0.50%) 
ハネウェル  229.39(+0.15 +0.06%) 
ナイキ 133.26(-0.91 -0.68%)
トラベラーズ  159.10(-1.90 -1.18%)
ディズニー 176.56(+0.32 +0.18%) 
ダウ・インク 69.92(-0.69 -0.98%)
セールスフォース  236.51(+5.67 +2.46%) 
シスコシステムズ 53.96(+0.63 +1.18%)
シェブロン 107.60(+0.01 +0.01%) 
コカ・コーラ 56.35(+0.71 +1.27%) 
ゴールドマン  387.14(-1.58 -0.41%)
キャタピラー  242.50(-1.34 -0.55%) 
ウォルマート 142.12(+0.52 +0.37%)
ウォルグリーン 54.94(+0.17 +0.31%) 
インテル 57.44(+1.20 +2.13%)
アメックス 163.39(-1.13 -0.69%) 
アムジェン 238.25(+2.39 +1.01%)
アップル  125.13(+1.59 +1.28%)
P&G 136.04(+0.19 +0.14%)
JPモルガン 165.06(-1.11 -0.67%)
J&J 167.28(+1.24 +0.75%)
IBM 146.65(+1.10 +0.76%)
3M 204.58(+0.91 +0.45%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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