ダウ平均は小幅続伸 出口戦略への警戒は緩むもインフレ懸念は根強い=米国株序盤

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式7日(NY時間09:50)
ダウ平均   34775.70(+19.31 +0.06%)
ナスダック   13816.34(+1.85 +0.01%)
CME日経平均先物 29030(大証終比:+10 +0.03%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅続伸。一方、IT・ハイテク株はまちまちで、ナスダックは先週末付近で推移している。先週の米雇用統計を受けて株式市場はFRBの出口戦略への警戒感は緩めているものの、インフレへの懸念は根強く、米国債利回りが上昇する中で、IT・ハイテク株は上値に慎重なようだ。

 一方、週末のG7財務相会合は税制に関する世界的合意の枠組みで一致した。アマゾンやフェイスブックなどIT大手に各国政府が課税する権利の拡大に道筋がついたことも、IT・ハイテク株の重石となっている模様。今週は週末にG7首脳会議が開催されるが、その流れを踏襲するものと思われる。

 日曜日に「イエレン米財務長官が若干高い金利環境はプラス」と発言していたが、市場ではFRBの慎重スタンスに変化はないものと思われている。しかし、今週10日の消費者物価指数(CPI)の結果次第では、また、FRBの出口戦略への思惑が高まる可能性もあるとの指摘も聞かれる。

 FRBの出口戦略への備えと、バイデン大統領の財政刺激策に支えられた株高との間でバランスを取ろうとしているとの声も市場からは出ていた。

アルファベット(C) 2452.37(+0.61 +0.02%)
フェイスブック 329.55(-0.80 -0.24%)
ネットフリックス 492.28(-2.46 -0.50%)
テスラ 590.07(-8.98 -1.50%)
アマゾン 3202.06(-4.16 -0.13%)
エヌビディア 708.30(+5.17 +0.74%)
ツイッター 58.22(-0.78 -1.32%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 405.32(-0.32 -0.08%)
メルク 73.70(-0.41 -0.55%)
マクドナルド 233.62(+0.24 +0.10%) 
マイクロソフト  251.54(+0.75 +0.31%)
ホームデポ 310.48(-0.53 -0.17%)
ボーイング 250.01(+0.09 +0.04%) 
ベライゾン 57.20(-0.10 -0.18%)
ビザ 233.38(+3.24 +1.42%) 
ハネウェル  230.00(-0.04 -0.02%) 
ナイキ 134.52(+0.78 +0.58%)
トラベラーズ  159.65(-0.35 -0.22%)
ディズニー 177.50(+0.32 +0.18%) 
ダウ・インク 69.98(-0.39 -0.55%)
セールスフォース  237.64(+0.16 +0.07%) 
シスコシステムズ 54.32(+0.25 +0.47%)
シェブロン 108.03(-0.42 -0.39%) 
コカ・コーラ 56.17(-0.08 -0.13%) 
ゴールドマン  390.66(-0.79 -0.20%)
キャタピラー  242.95(-1.07 -0.44%) 
ウォルマート 141.59(-0.26 -0.18%)
ウォルグリーン 54.92(+0.07 +0.12%) 
インテル 57.24(-0.13 -0.23%)
アメックス 165.89(+0.89 +0.54%) 
アムジェン 236.79(-0.01 0.00%)
アップル  125.14(-0.75 -0.61%)
P&G 136.50(+0.55 +0.40%)
JPモルガン 166.25(-0.19 -0.11%)
J&J 165.92(-0.05 -0.03%)
IBM 148.46(+1.04 +0.71%)
3M 206.31(+0.26 +0.13%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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