ポンドドルも戻り売りを強める 来週のMPCは6対2での据え置きか=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうの為替市場はドル買い戻しが優勢となる中でポンドドルは戻り売りを強めており、1.39ドルちょうど付近まで下落している。100日線が1.3925ドル付近に来ているが、その水準を下回る動き。今週はFOMCを挟んで急速にリバウンド相場を演じていたことから、本日は月末の取引ということもあり、ショートカバーに一服感も出ているようだ。

 来週の8月5日に英中銀金融政策委員会(MPC)が予定されている。市場では据え置きが濃厚と見ているものの、委員の投票には注目しているようだ。金利に関しては全会一致での据え置きが見込まれるが、資産購入に関しては反対票も予想されている。前回6月のMPCで反対票を投じたホールデン委員はすでに退任しているが、サンダース委員とラムスデン委員が年末前の資産購入終了を主張し、6対2での8950億ポンドの据え置きとなる可能性があるという。

 また、英中銀はMPCで、マイナス金利がなお政策手段の一部であると明言する可能性もあるという。英中銀と英銀行業界はマイナス金利を実行可能にするための必要なすべての調整を完了したと述べる可能性もあるという。ただ、その場合でも、マイナス金利がまもなく実施されることを示すシグナルと見なすべきではないと繰り返すという。

GBP/USD 1.3900 GBP/JPY 152.55 EUR/GBP 0.8531

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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