サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が大幅高。前日引け後に5-7月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ビリング(未収請求を考慮した売上高)の伸びも34%と予想以上となった。ガイダンスも公表しており、第1四半期の1株利益は予想を下回る見通しを示したものの、売上高は通期も含めて予想を上回る見通しを示している。 最近の四半期は減少していた製品売上高が11%増加した。これはサイバーセキュリティの需要が強い中で、顧客の更新が頻繁に行われていることを示唆している。第4四半期の次世代セキュリティ請求の伸びは昨年の86%を下回ったが、法人顧客にクラウドサービスをセット販売することで成功しいる可能性があるとの声も聞かれた。 今回の決算を受けてアナリストからも高評価が相次いでおり、535ドルまで目標株価を引き上げるアナリストもいる。「3四半期連続で決算はビート・アンド・レイズ(足元の決算もガイダンスも予想上回る)となっており、事業展開がより一貫性があるように感じ始めている。利益の拡大とともに、ビリングと売上高の両方の成長が見込まれる」と指摘した。 (5-7月・第4四半期) ・1株利益(調整後):1.60ドル(予想:1.44ドル) ・売上高:12.2億ドル(予想:11.7億ドル) 購読・サポート収入:8.8億ドル(予想:8.67億ドル) ・ビリング:+34%(予想:+22.8%) ・広告費請求総額:18.7億ドル ・研究開発費:3.25億ドル (8-10月・第3四半期見通し) ・1株利益(調整後):1.55~1.58ドル(予想:1.60ドル) ・売上高:11.9~12.1億ドル(予想:11.4億ドル) ・広告費請求総額:12.9~13.1億ドル (通期見通し) ・1株利益(調整後):7.15~7.25ドル(予想:7.09ドル) ・売上高:52.8~53.3億ドル)(予想:50.1億ドル) (NY時間09:45) パロアルト<PANW> 435.31(+62.74 +16.84%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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