ドル円は上昇一服、豪ドルがやや弱い=東京為替前場概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 東京外為市場、米国債利回りの上昇を背景にした前日からのドル高の流れを引き継ぎ、ドル円は序盤に113.49円付近まで上値を伸ばした。ただ、中盤に差し掛かると軟調な地合いの日経平均株価が一段安となったことで、上げを帳消しにしている。前日のNY市場中盤から113円台半ばで上値の重さがみられていることも、影響しているもよう。

 円買い戻しの動きはクロス円でもみられ、ユーロ円は130.80円付近、ポンド円は153.91円付近まで小幅に軟化。ただ、ユーロドルやポンドドルでドル買いの動きが一服していることもあり、ユーロ円やポンド円の下押しは限られている。

 豪ドルがやや弱く、豪ドル/ドルは0.7332ル付近、豪ドル円は83.10円付近まで一時軟化。午前9時30分に発表された9月のナショナル・オーストラリア銀行(NAB)企業景況感指数が弱く、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたとされることから、豪ドル売りに反応しているようだ。

 日経平均株価は4営業日ぶりに反落。前引けでは前営業日比265.88円安の2万8232.32円となった。

 午前11時31分現在では、ドル円は1ドル=113.28円、ユーロドルは1ユーロ=1.1555ドル、ユーロ円は1ユーロ=130.89円、ポンド円は1ポンド=154.04円、豪ドル円は1豪ドル=83.20円、NZドル円は1NZドル=78.56円、スイス円は1スイスフラン=122.13円、カナダ円は1カナダドル=90.72円付近で推移している。

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