半導体製造装置のラムリサーチ<LRCX>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。第2四半期のガイダンスも公表しており、予想範囲内の見通しを示している。 ただ、株価は冴えない反応。第2四半期の売上高見通しが予想範囲内だったことに失望感を強めている模様。市場はもう少し強めの見通しを期待していたようだ。 今回の決算を受けてアナリストの目標株価引き下げが複数伝わっている。引き続き強い需要が見込まれるのの、サプライチェーン問題が予想以上に短期的逆風を引き起こしているという。今回の決算は力強い需要の半面、部品不足やサプライチェーン問題が露呈した格好となった。短期的には売上高の伸びは限定的になる可能性が高く、同社は大幅な需要を満たせないまま年末を迎えることが予想されると解説している。 (7-9月・第1四半期) ・1株利益(調整後):8.36ドル(予想:8.15ドル) ・売上高:43.0億ドル(予想:43.3億ドル) ・粗利益率:46.0%(予想:46.0%) (10-12月・第2四半期見通し) ・売上高:41.5~46.5億ドル(予想:44.0億ドル) ・粗利益率:45~47%(予想:46.2%) ・営業利益率(調整後):30.7~32.7%(予想:32.0%) (NY時間09:50) ラムリサーチ<LRCX> 539.29(-26.21 -4.63%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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