東京株式(前引け)=反落、先物主導で下値模索も個別株物色は旺盛

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 25日前引けの日経平均株価は前営業日比284円50銭安の2万8520円35銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は4億9390万株、売買代金概算は1兆992億円。値上がり銘柄数は932、値下がり銘柄数は1109、変わらずは139銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク回避の売りに押され、日経平均株価は一時300円を超える下げとなった。前週末の米国株市場ではNYダウが史上最高値を更新したものの、ナスダック総合指数は反落しており、金利上昇懸念がくすぶるなかハイテク株は総じて目先利益確定の売りが優勢となっている。ただし、個別株の物色意欲は旺盛といえる。日経平均の下げは先物主導で指数寄与度の高い銘柄にインデックス売りがかさんでいることの影響が大きく、TOPIXの下げ幅は5ポイントと小幅にとどまっている。値下がり銘柄数も1100強で東証1部全体の5割にとどまっている。なお、売買高は5億株を割り込むなど低調。

 個別では売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が下落したほか、ファーストリテイリング<9983>の下げも際立つ。東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>などの半導体主力株も下値を試す展開に。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。東京機械製作所<6335>が急落、KIMOTO<7908>、クロス・マーケティンググループ<3675>も大幅安。半面、ソニーグループ<6758>が堅調、中外製薬<4519>も活況高となった。日本郵船<9101>など海運株も買いが優勢。東京製鐵<5423>が大幅高に買われ、サインポスト<3996>も物色人気。

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