NY株式28日(NY時間15:36) ダウ平均 36418.06(+115.68 +0.32%) ナスダック 15802.07(-69.19 -0.44%) CME日経平均先物 29025(大証終比:+85 +0.29%) NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラス圏での推移が続いている。きょうのNY株式市場でダウ平均は5日続伸も、このところ相場の上げをリードして来たIT・ハイテク株は上げが一服し、ナスダックは反落している。市場は感染拡大に注目を集めているが、オミクロン株は感染力は強いものの、重症化のリスクは低いとの見方から、株式市場は楽観的に見ている。 免疫学者である英オックスフォード大のベル教授も「オミクロン株の性質は比較的穏やか」との見解を示していた。しかし、新規感染者数が各国で過去最大となる中で、さすがに株式市場も上値追いを一服させている模様。 一方、産業株や小売り株には買いも入り、ダウ平均はプラス圏を維持している。ボーイング<BA>が上昇したこともサポート。インドネシア当局が墜落事故を起こした737MAXの運航再開を許可した。737MAXは2年以上前にインドネシアとエチオピアで墜落事故を発生。エチオピアも運航規制を解除している。 小売り株についてはクリスマス商戦が好調とのデータが発表されており、引き続き期待感を集めている模様。 一方、IT・ハイテク株のほか、エネルギーやファイザー<PFE>、モデルナ<MRNA>といったワクチン株が売られた。仮想通貨市場でビットコインが一段安となっており、4万7000ドル台まで下げを加速させている。関連株も軟調。前日に売りが広がっていた航空株は買い戻された。 セキュリティのクリア・セキュア<YOU>が上昇。投資会社のCEOが米CNBCテレビに出演し、同社株への期待を語っていた。投資会社自身が同社株をロングポジションにしているほか、この先、株価は30%上昇する可能性にも言及していた。 通信インフラのADDバンテージ・テクノロジーズ<AEY>が大幅高。取引開始前に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が約61%の増収となったことが好感された。 音楽や動画の配信プラットフォームを手掛けるのライブワン<LVO>が上昇。株式や仮想通貨など金融取引プラットフォームのトレーダー2Bの事業または資産を取得する独占的オプションについて拘束力のある同意書を締結したと発表した。 アウトドア用品のビスタ・アウトドア<VSTO>が上昇。猟具の優良ブランドのストーン・グラシアを買収すると発表した。 ボーイング<BA> 206.65(+3.48 +1.71%) クリア・セキュア<YOU> 30.55(+0.18 +0.59%) ADDバンテージ<AEY> 2.07(+0.23 +12.46%) ライブワン<LVO> 1.44(+0.07 +5.11%) ビスタ・アウトドア<VSTO> 43.24(+1.81 +4.36%) コインベース<COIN> 262.48(-17.79 -6.35%) マラソン・デジタル<MARA> 35.36(-4.04 -10.25%) ライオット<RIOT> 23.77(-2.08 -8.05%) マイクロストラテジー<MSTR> 567.33(-40.95 -6.73%) ビット・デジタル<BTBT> 6.53(-0.40 -5.77%) アップル<AAPL> 179.40(-0.93 -0.52%) マイクロソフト<MSFT> 341.62(-0.84 -0.24%) アマゾン<AMZN> 3413.85(+20.46 +0.60%) アルファベットC<GOOG> 2925.22(-36.06 -1.22%) テスラ<TSLA> 1093.29(-0.65 -0.06%) メタ・プラットフォームズ<FB> 346.68(+0.50 +0.14%) AMD<AMD> 154.24(-0.12 -0.08%) エヌビディア<NVDA> 304.41(-5.04 -1.63%) ツイッター<TWTR> 43.50(-0.83 -1.87%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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