NY株式31日(NY時間14:12) ダウ平均 36459.42(+61.34 +0.17%) ナスダック 15693.75(-47.81 -0.30%) CME日経平均先物 28995(大証終比:+215 +0.75%) きょうのNY株式市場は年末の取引で動意薄の中、小幅な値動きに終始している。ダウ平均は小幅高で推移する一方、ナスダックは下落。IT・ハイテク株は年末にかけて売りが膨らんでいる。 今年は1月の米議事堂襲撃事件に始まり、激動の年となったが、米株式市場はパンデミックからの回復の追い風を受け力強い相場となった。ダウ平均は20%近く上昇し、S&P500は終値ベースで過去最高値を70回更新している。現代の米株式市場誕生以来、2番目に多い数だという。 パンデミックはデルタやオミクロンといった変異株が発生したものの、ワクチン接種の進展もあり、人々の不安は徐々に解消され、経済も再開した。それに伴って企業収益も回復を示し、S&P500企業の純利益の増益率は第1四半期が52.8%、第2四半期が96.3%、第3四半期が42.6%を達成した。第4四半期も22%程度の増益が見込まれている。 その一方でサプライチェーン問題や労働力不足、エネルギー高などによる高インフレが進行した。それに伴いFRBが刺激策解除に動いたものの、株式市場はネガティブな反応を見せず、堅調な動きを続けている。 セクター別では景気回復に関連して、エネルギーや不動産、半導体が上昇したほか、航空や旅行、クルーズなどパンデミックによる打撃を受けた業種も買い戻された。また、米国債利回りの上昇で銀行株も堅調。一方、IT・ハイテク株も外出制限の解除で前半は緩やかな上昇に留まる場面もあったものの、後半は最高値更新が続くど力強さを堅持している。 アップル<AAPL> 177.51(-0.69 -0.39%) マイクロソフト<MSFT> 337.44(-1.88 -0.55%) アマゾン<AMZN> 3347.17(-25.72 -0.76%) アルファベットC<GOOG> 2906.78(-13.27 -0.45%) テスラ<TSLA> 1062.20(-8.14 -0.76%) メタ・プラットフォームズ<FB> 339.85(-4.51 -1.31%) AMD<AMD> 144.44(-0.71 -0.49%) エヌビディア<NVDA> 294.29(-1.57 -0.53%) ツイッター<TWTR> 43.44(-1.02 -2.29%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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