株価指数先物【昼のコメント】 TOPIX型優位の展開からNT倍率は先物中心限月で昨年12月6日以来の14.30倍割れ

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比570円安の2万8700円(-1.94%)前後で推移。寄り付きは2万9020円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9000円)にサヤ寄せする格好からギャップスタートで始まった。その後、2万9000円水準での底堅さが見られるなか2万9090円まで下落幅を縮める場面もあった。しかし、2万9000円を割り込むと、75日移動平均線が位置する2万8890円水準を一気に下回るなど下落幅を拡大させ、前引けにかけて2万8690円まで売られた。

 5日の米国市場の流れを受けてグロース株が売られる格好となり、指数インパクトの大きい値がさ株は総じて大幅に下落した。一方でトヨタ<7203>などの自動車株や海運、金融株の一角が堅調となるTOPIX型優位の展開となった。

 これによりNT倍率は先物中心限月で一時14.26倍と、昨年12月6日以来の14.30倍を割り込んできた。日経225先物は25日線が位置する2万8550円辺りが次のターゲットとして意識されやすく、NTショートの動きが継続しそうである。

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